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[アリーの台北レポート] 台湾の「元宵節」
元宵節は旧暦の1月15日に当たり、中国人にとってはこの日になって初めて「旧正月が終わった」と感じられる。
2009年の元宵節は2月9日であり、家家は湯圓(台湾風白玉だんごスープ)を食べて、提灯を下げて、ランタンフェスティバルを満喫した。

2009年の元宵節は2月9日であり、家家は湯圓(台湾風白玉だんごスープ)を食べて、提灯を下げて、ランタンフェスティバルを満喫した。

ここは台北市にある創業四十年の人気老舗「九如」である。写真にあるのはその「九如」の餡入り抹茶団子である。元宵節の当日、この店では団子30万個を販売して、約3百万台湾ドルの売り上げを計上した。
所在地:台北市仁愛路四段69号
台湾全土が元宵節を祝うが地方によってそれぞれの特色がある。その特徴を大まかに日本の皆さんにご紹介します。
まず台湾各地に共通しているのはランタンフェスティバル「燈會」である。一般的にランタンフェスティバルは元宵節の当日から一週間ほど開催されて、地方によって独自のテーマで盛り上がる。
○台中市役所のHPから抜粋したイラストである。
所在地:台北市仁愛路四段69号
台湾全土が元宵節を祝うが地方によってそれぞれの特色がある。その特徴を大まかに日本の皆さんにご紹介します。
まず台湾各地に共通しているのはランタンフェスティバル「燈會」である。一般的にランタンフェスティバルは元宵節の当日から一週間ほど開催されて、地方によって独自のテーマで盛り上がる。

○台中市役所のHPから抜粋したイラストである。
これは台中市役所が無料寄贈した手提げ飾り提灯で、今年の干支の「牛」をテーマにしている。

○中洋合壁をアピールした台北ランタンフェスティバルではMillet(ミレー)の名作「Les Glaneuses(落ち穂拾い)」も登場。

○中洋合壁をアピールした台北ランタンフェスティバルではMillet(ミレー)の名作「Les Glaneuses(落ち穂拾い)」も登場。

○同じく台北ランタンフェスティバルの現場。かわいい牧童も姿を見せた。
その他有名なお祭りに「北部のランタン祭り」と「南部のロケット爆竹祭り」が挙げられる。
まずは台南県塩水鎮のもっとも有名な「塩水ロケット爆竹祭り」を見てみましょう。数万発ものロケット花火と爆竹がいっせいに発射され、見物客にロケット爆竹が四方八方から飛んで炸裂する快感を味わってもらうもので、刺激が好きな方は十分な安全を確保して楽しんでみて下さい。台東市では「塩水蜂爆竹」に似たような「寒単爆竹祭り」がある。しかし爆竹を投げつける相手は見物客でなく、「寒単爺」(寒がりお爺さんという意味)でしかない。民間の伝説によると、この寒単爺は天庫を管理し、資産を蓄える才能があり武財神と封じられた武官の趙公明である。従って、彼が現れることは民衆にとっては福の神を迎えることになる。「寒単爺」はとっても寒がり屋なので見物客は一生懸命爆竹を投げつけて彼を温めてあげる。
「塩水ロケット爆竹祭り」の刺激的場面(写真は台南県役所の提供による)
まずは台南県塩水鎮のもっとも有名な「塩水ロケット爆竹祭り」を見てみましょう。数万発ものロケット花火と爆竹がいっせいに発射され、見物客にロケット爆竹が四方八方から飛んで炸裂する快感を味わってもらうもので、刺激が好きな方は十分な安全を確保して楽しんでみて下さい。台東市では「塩水蜂爆竹」に似たような「寒単爆竹祭り」がある。しかし爆竹を投げつける相手は見物客でなく、「寒単爺」(寒がりお爺さんという意味)でしかない。民間の伝説によると、この寒単爺は天庫を管理し、資産を蓄える才能があり武財神と封じられた武官の趙公明である。従って、彼が現れることは民衆にとっては福の神を迎えることになる。「寒単爺」はとっても寒がり屋なので見物客は一生懸命爆竹を投げつけて彼を温めてあげる。

「塩水ロケット爆竹祭り」の刺激的場面(写真は台南県役所の提供による)
○台北県平渓鎮のもっとも有名なお祭りは天燈と呼ばれるランタンを夜空に飛ばすお祭りです。孔明燈とも呼ばれるこの天燈は古くから継承され、昔は平渓鎮の人々に無事を知らせる合図として使われていたが、現在は天燈に新年の願い事を書いて幸福を祈るために行われている。
○天燈が夜空一面に舞うシーンで、心を打つ一瞬である。
新年の願い事を書き込み天に届くようにと天燈を空に飛ばした。

○天燈が夜空一面に舞うシーンで、心を打つ一瞬である。
新年の願い事を書き込み天に届くようにと天燈を空に飛ばした。

今回は台湾の元宵節に関するイベントをみなさんに紹介しました。来年こそチャンスがあったらぜひ台湾の元宵節を自ら体感してみて下さい。
海外情報員 アリー氏 プロフィール
