台湾のレコード業界では近頃アイデア作品が続出している。
歌姫のアーメイがA-mit（阿密特）へ変身し再度デビューを遂げた以外にも、全身白タイツを身にまとっている、自称Watermanという怪しげな人物も現れた。


先日、Allyが勤めている放送局に宣伝に来たこのWatermanに、放送局のUFO Kidと一緒に記念写真を撮らせてもらった。
実は、このWatermanはミネラルウォーターのＣＭでデビューしたキャラクターだ。

You Tube　『Waterman新專輯-電視廣告TVC』

「多喝水（もっと水を飲もう）」というミネラルウォーターのブランドは数年前から
「多喝水沒事，沒事多喝水（水はいくら飲んでも大丈夫、思い出したらすぐ水を飲もう）」
というインパクトの強いキャッチフレーズを掲げている。

従って、Waterman出演のＣＭを見ても、多くの視聴者はただのＣＭの一環に過ぎないと見ていたが、このWatermanはなんとアルバムまで出してきた。














WatermanのEPカバー

Waterman誕生までの流れを紹介しよう。

2008年4月8日、退屈でたまらないオタクは、偶然テレビショッピングで地球テクノ・ピース組織が研究開発したWatermanというスーパーマン風の全身タイツを売っているのを見た。アナウンサーは「これを着るだけで全人類を救う超能力が身につく。世界中でこの一枚限りの販売で、しかも、1790台湾ドルしかかからない。今なら、なんと美味しいミネラルウォーターも6箱ついてきます！」と言った。するとオタクはこのタイツを購入し正義のため地球を守ろうと誓った。Watermanはこのように誕生した。

もちろんこれは架空の話に過ぎない。実際のWatermanはまだ大学生だ。しかし、彼はより多くの人が一緒になって地球を守ろうという願いを込めて、CDアルバムで得られた収入をすべて環境保全のために寄付した。