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[アリーの台北レポート] 旧正月の伝統食/ By Ally

今年の旧正月は台湾では9連休になっている。多くのサラリーマンは最後の出勤日ぎりぎりまで仕事を頑張ってから、大急ぎで大みそかの家族団らん料理を用意する。一般家庭の食卓に必ず登場するお正月料理を紹介します。

お正月料理には欠かせない食材であるため、マナガツオの値段が一匹で300台湾ドルにも高騰した。それは台湾では、家族団らんの夜に魚を食べるのは「年々余裕あり」と縁起がいいため、つまり、金銭的にも精神的にも毎年の収穫は少しずつ蓄えて来年にも使えるようという意味が込められている。

中国語ではおもちの発音はトントン拍子に出世することを意味する「高」と同じなので、サラリーマンはこれを食べて新しい一年を通じて昇進・昇給に恵まれるように願う。

「万事好都合」の意味合いで、家族は新しい一年に万事うまく行きますようにとの願いをこめて。

これも家族団らんの食卓に欠かせない一品。名前の由来は「あまりにもおいしそうな香りに誘われ、修行僧や昇天した仙人さえもお寺の塀を飛び越えて食べに来たい」ととても面白い表現がある。使われる食材はほとんど干し物で、なまこ、アワビ、貝柱、ふかひれ、鶏、アヒル、豚の足の筋、羊の肘、鳩の卵などのお肉系の十八種類(「18羅漢」とも言われている」)に更にタケノコ、シイタケなど十数種類を加えてバランスよく紹興酒のつぼにいれ、弱火で時間をかけて煮込む。他のお歳暮料理は各家庭の好みによって異なる。
今年は旧暦の虎年にあたります。皆さんがこのめでたい虎年に、「豊かになり、全て思う通りになります」ように。
海外情報員 アリー氏 プロフィール
