[愛魂 vol.30] 難波 章浩 ~MY WAYを貫き、輝き続けるカリスマ~(2/2)
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僕は地獄にいた。その時に救ってくれたのが、“STAY GOLD”っていうメッセージだった。

ab:座右の銘は?
難波:「STAY GOLD」かな。
ab:ご自身の様々なクリエイティブの中で常に心がけていること、モットーは?
難波:やりたいことをやるために、とにかく全力で楽しく。どんな時も。僕は今迄の人生でとにかく挫折したことがないんです。高校の時はサッカーで県で一番になったりとか、ハイスタの時だってパワー全開だったし、グワーっときてた時に、ぽかっとやることがなくなってしまって。やることがなくなったのが初めてで、その一瞬が地獄だったね。そこで、自分を救ってくれたのも音楽だったんだよね。バンドメンバーがいないなら、PCのソフトの使い方を覚えてやろうとDAWソフトを覚えて作ったのが「TYÜNK(テュンク)」。作った時は、これを世の中に出して良いものか分からなかったけど、とにかく僕は今これだと思ったから出した。今の等身大の自分や全開の自分を見せることが役割だと思ったし。それは他の人にディスられようが、そんなのは分かっていて、そこは全開で自分を見せる。
今も完成ではないし、これからも完成はない。でもどんな時でも楽しむ。僕は、「TYÜNK」をやっている時も「ULTRA BRAiN」をやっている時も最高に楽しかったし。ただ、ハイスタが出来ないことが地獄だったんだ。それを、今回のアルバムの「MY WAY」で言ってる。僕は地獄にいたと。その時に救ってくれたのが、“STAY GOLD”っていうメッセージだった。そういう歌なんだよね。僕は新しい仲間ができて、そこから抜け出して、今後今のバンドと一緒にライブをやるんだよね。
ab:ライブの感触は?
難波:本当に最高だね。
ab:今音楽以外に興味があるモノ・コトは?
難波:僕はニューヨークのストリートブランドである“MISHKA”という洋服を着ていて、今回僕のCDジャケットのデザインもしてもらっていて。そこのブランドが大好きで、彼らは友達でもあるし注目してます。良い感じです、MISHKA。
ab:ファッションは難波さんを表現するものとして大事そうですね。
難波:大事だね。僕はめちゃ洋服好きですよ。ハイスタの時は短パンに無地のTシャツっていうスタイルだったけど、あれはわざとやっていて。実は、その頃はモッズファッションが好きで、Vespaにも乗ってて。モッズスーツもたくさん作ったりしてましたね。
ab:難波さんはTwitterやmixiなど、アーティストの中でも様々なネットメディアを楽しんで活用されている印象がありますが。
難波:インターネットは有効に使った方が良いと思うよ。使わない手はないよ。非なんて、必要ないでしょ。ネット上には色んな噂記事やバッシングだってあると思うけど、そんなの気にすることはないよ。自分次第。良いものだけをキャッチすれば良い。余計な物には目をむけなければ良いと思うんだ。
どんどん上がっていって、自分のやっていることに自覚を持ってやっていけば良いと思う。
ab:このウェブサイトを見ているアジアの若者にメッセージをお願いします。
難波:僕は若者たちのマインドとかセンスが大好きなので、その人たちから色んなことを学んでいて。メッセージというと……これからもっと、全開盛上がって行こうってことかな。
今の時代がどうとか、あんまり考えなくて良いんだと思う。今の時代がどうとか考えてる時点で、もうすでに時代のせいにしてるよね。まわりの仲間を大切にしながら、どんどん上がっていって自分のやっていることに自覚を持ってやっていけば良いと思うよ。そこに音楽があって、ファッションがあって、カルチャーがあってさ。その情報を共有して、どんどん面白いことをキャッチして、日本だけではなくアジアや中国だって、相当面白いワケだし、どんどんヤバい所に、みんなで行ければ良いよね。
(取材日:2011.2.28)
取材場所:Heart Break Shot
難波:僕は若者たちのマインドとかセンスが大好きなので、その人たちから色んなことを学んでいて。メッセージというと……これからもっと、全開盛上がって行こうってことかな。
今の時代がどうとか、あんまり考えなくて良いんだと思う。今の時代がどうとか考えてる時点で、もうすでに時代のせいにしてるよね。まわりの仲間を大切にしながら、どんどん上がっていって自分のやっていることに自覚を持ってやっていけば良いと思うよ。そこに音楽があって、ファッションがあって、カルチャーがあってさ。その情報を共有して、どんどん面白いことをキャッチして、日本だけではなくアジアや中国だって、相当面白いワケだし、どんどんヤバい所に、みんなで行ければ良いよね。
(取材日:2011.2.28)
取材場所:Heart Break Shot

[INFO]

難波章浩 / アーティスト
■略歴
90’代後半圧倒的な存在感で日本のバンドシーンのトップに君臨したHi-STANDARDのフロントマン。国内ではインディーズとして異例のミリオンセールスを叩き出す一方グリーン・デイ、オフスプリング、NOFX他海外バンドとも共演し、海外でも絶大な人気を誇った。万人に受け入れられるそのメロディーと海外バンドに引けを取らない爆音演奏、さらには全歌詞英語という国内のバンドの常識を覆し続けてきたHi-STANDARDは瞬く間に日本の頂点に上り詰め、日本中のバンドキッズはこぞってハイスタのコピーをした。日本のロックフェスの先駆けであるAIRJAMを企画し、バンドキッズだけでなく、ストリートカルチャーの中心人物としてスケーター、スノーボーダー、サーファーからも絶大な支持を受けた。2000年千葉マリンスタジアムで行われたAIR JAM 2000を最後に活動休止。その後は沖縄に移住し、DIY精神でスタジオを設立。自身の音楽を追及し精力的に制作活動を行う。2010年ソロアーティスト難波章浩-AKIHIRO NAMBA-として本格始動!! Hi-STANDARD以来11年振りとなる、FUJI ROCK FESTIVALを皮切りにRISING SUN,RUSH BALLと大型夏フェスに立て続けに出演し圧倒的な存在感で復活をアピール。2011年待望のPUNK ROCKアルバム「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」がオリコンウィークリーチャート8位を記録し名実共にシーンに完全復活。伝説のEVENT「AIRJAM2011」の開催を発表し、話題を呼んでいる。
■Web Site
オフィシャルホームページ http://akihironamba.jp
AIR JAM 2011ホームページ http://www.airjam.jp/
twitter http://twitter.com/#!/AKIHIRONAMBA
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