「鼓動」2010年1月13日
Wake you up, Music Guys!

このキャッチコピーに反応する人は、近々の当事者として年金問題の行方に敏感になっているお父さんたちだろう。
40年近く前、音楽テープの販売促進用コピーとして流されたと記憶する。若者の常として、命令されれば抗うものだが、素直に、そうだそうだ、目を覚まそう、なんて妙に共感してしまうほど、心に届くコピーだった。
年を経ても、この命令だけは僕のDNAに刷り込まれていて、どんな音であっても音楽であれば、とたんに背筋を伸ばす礼儀正しい人間として、その受容性の高さと素直さを維持している。
ところが、最近、午前5時には目が覚めてしまう。一方で、昼食終えて、エンヤの曲でも流れていたら、猛烈な睡魔が襲ってくる。
若者への応援メッセージは、いつのまにか、仕事にかかれ!という鬼上司の小言に変質したものと思われる。
音楽テープもCDRに変わったんだ。鬼も仏様になってほしい。君も音楽人間だったんじゃないのか。(O)
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