「鼓動」2010年3月3日
コミュニケーションと言語

日本に住んだり、仕事で訪れたりする外国人が、日本社会の、大げさに言えば閉鎖性、簡単に言えば窮屈な点を指摘していることについては、いまさら知らぬ振りはできない。それでも日本に関心を持ち続けている友人に国に帰りたくならないのかと訊ねると、「英語で話していれば結局アウトサイダーでいられる。気楽なもんだ」と言う。彼には日本人の友人が多いが、それと日本の一社会に入り込んでいくことは違う。
留学生と交流し、応援しようとする地域の人々の動きと、いろいろな国から来ている彼らの「共通言語」が「日本語」である、という事実とは無関係だろうか。留学生を呼び寄せるために英語で授業も良いが、彼らの日本語コミュニティをもっとアプリシエイトすべきだと強く思う。(Iw.)
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