「鼓動」2010年3月5日
低価格戦争を斬る!

ここ福岡でも1959年「カメラのドイ」が生まれ、やがて全国チェーンへと進出し、競争社会に入っていった。しかし、激化する価格競争の波には勝てず、2006年、同じく幕を閉じることとなる。
いまや、福岡に限った話ではなく、他都道府県に本社を置くチェーン店がいたるところに進出している。それだけではない、外食産業をはじめスーパー、衣料店舗など、海外チェーンも多く参入している。動きは、グローバルだ。
そして、外国産の1,000円を切るジーンズが売られ、理容美容、クリーニングなどのサービスも低価格へと舵を切る。消費者として喜んでばかりで良いのだろうか。
製造業においても、世界の工場で大量生産された製品が、日本をはじめ、世界で販売される。ものづくり日本と評価された高い技術やアイデア。人件費の高い日本で低価格製品を創りだすのは容易なことではない。
だからこそ、アジアンビートは、付加価値に変えて発信する。
ものづくりにこだわる職人のこだわり、博多織をまとう博多っ子の心意気、そして、作られた製品の意味。それらを知れば、決して低価格ではない、本当の価値の威力を知ることだろう。
いま、特集している「PORTER×博多織」。ぜひ、ご一読いただきたい。(K)
リンク:http://asianbeat.com/ja/feature/f09021901.html
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