「鼓動」2010年4月2日
New York Boogie Woogie

アンディ・ウォーホールのポップアートは題材への親近感もあって好印象だったが、モンドリアンは僕にとって、あまりにシュールに過ぎた。
彼の実際の絵を見たのは、うんと後の30歳頃で、仕事で立ち寄ったニューヨーク近代美術館の占有展示室だった。
足を踏み入れると、縦横の線とライトのように点在する明るい原色に一気に包まれた。何だかとても楽しい気分になっていく。
踊りたくなるような不思議な感覚、リズム感。ああ、これだったのかぁ!
ニューヨークを題材にした作品群からは、現代都市の明るいエネルギーがはじけ飛ぶ。
新造型主義の意味をやっと理解した。思うに、彼は68歳で渡米し、ニューヨークに刺激を受け新たな絵画世界を展開した。で、僕は、ここで何をしてるんだろう。(O)
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