「鼓動」2010年6月24日

2010.06.24

鼓動

釜山へ行きたい！

　地元福岡で地域情報誌『月刊はかた』や『九州王国』の編集人を務める上田瑞穂さんは、大の韓国ファンである。その上田さんが『釜山へ行きたい！』（メイツ出版）という本を出したというので、上田さんの事務所に立ち寄った。

　ＪＲ九州高速船（株）発行の「釜山・慶州街歩きＭＡＰ」の撮影・取材・編集を続けるうちに、相当の釜山情報通になったらしい。

　そんな彼女が、今回『釜山へ行きたい！』を出したのは、日本から釜山に出かけるツーリストにとって多くの場合が２泊３日の旅。

　ところが、多くのガイドブックには、とても回りきれないほどの飲食店やショップが掲載されていて、さて何処にしようかと迷うばかりというのが実情のようだ。

　ならば、より厳選したイチ押しの絶品グルメ店や見逃せない観光スポットに絞り込もう。さらに、釜山の近郊にも魅力満載の観光地は多い。

　よく知られた世界遺産の慶州以外にも、桜の一大名所鎮海（ジンヘ）、何軒もカニ専門店が並ぶ機張（キジャン）、日本人居留地が残る浦項（ポハン）などなど。半分のページを近郊トリップに割いている。

　「本当に食べたいもの、本当に訪れたい場所、本当に買いたいものだけをギュッと凝縮しました！」

　九州・博多をよく知る旅の達人が書いた、初級者にはうれしく重宝な釜山ガイドブックとなっている。（IK）