「鼓動」2010年7月9日
長浜魚市場 第2土曜日は市民感謝デー

魚市場で、仲買人や売買参加者が卸売業者から買い付ける「競り」が始まるのは毎朝午前3時。競りが終わると直ちに、魚は仲卸売場へ搬送されたり、トラックに積まれて各地へ輸送される。
市場内の仲卸業者の店には、早速仕入れた魚が並び、鮮魚店や飲食店が仕入れに訪れる。
通常は、鮮魚店や飲食店の人たちしか入ることができない仲卸売場だが、毎月第2土曜日の「市民感謝デー」の時(9時から12時)には一般の人でも入れるということで、特別価格の鮮魚目当てに先日でかけた。
35店舗の仲卸の店舗が並ぶ販売棟は、すでに多くの買い物客でごった返していた。水揚げされた魚介類以外にも冷凍ものや塩乾物などが並べられ、威勢のよい掛け声があちこちに響き渡る。毎月楽しみにしている常連客も多いようだ。
多いときは2万人の人出だという。ホンマグロの解体ショーや魚のさばき方教室にも人だかりだった。
この日、人をかき分けるようにしてすばやく品定めをしながら市場を歩き回る。
結局ビンチョウマグロ、ムール貝、キス、タコなどを買い求めた。
値ごろな価格と店の人の上手な口に乗せられてついつい買いすぎてしまった。
夕食に出たのは、ビンチョウマグロの刺身と朝ゆがいたタコの刺身だ。
旨かったかって、そりゃ旨いのなんのって・・・。(IK)