「鼓動」2010年7月20日
たって言ってください

日本語学校を舞台に、日本語を学ぶ外国人と教師の奮闘する姿を捉えたドラマである。
日本語教師は、元カリスマ店員のハルコさん。典型的な現代の若者である。
(先生)「たって言ってください」
(生徒)「た」
(先生)「たって言ってください」
(生徒)「た」
(先生)あーあ、「立って言ってください」
第2話の予告では、バイト敬語がテーマのようだ。
「ご注文のほうは、以上でよろしかったでしょうか」
日本人でも賛否あるこの表現、果たして、結末はいかに。
教師は、日本語の理解に日本文化を教え、生徒達は、日本語を理解するために日本文化を学んでいく。
アニメ、まんが、ポップミュージック、ゲームなどの日本発の若者文化はアジアの多くの若者から支持を得ている。そして、これら日本文化のファンになった若者達は、より深く、日本文化を理解しようと、日本語を学ぶ。
つまり、日本語と日本文化、どちらも表裏一体である。(K)