「鼓動」2010年9月11日
中高年のたまり場、ネットカフェ

ネットに関連した仕事をしているため、周囲には、ネットカフェを頻繁に利用している印象を与えるのであるが、こんな仕事をしているからこそ、パソコンを常時携行していて、案外とネットカフェに行くこと無く、Wi-Fiの使えるコーヒーショップなどで時間をつぶすことが多いのである。
さて、ネットカフェ自体、特段、サービスがよくなったわけでも、値段が安くなったわけでもないのだが、目についたのが、中高年のオヤジたち。次から次へと、ひっきりなしに、カウンターを占拠。
家にいるのも退屈で、かといって、この不況下、遠出やレジャーはお金がかかるといった具合で、ネットカフェでのんびりとくつろいでいるのだろう。
ネットカフェの中でも特異な動きをしている。若者はボックスの中で、ほとんどは画面に向ってじっとしているのだが、中高年のオヤジたちは、ボックスに入っても、しばらくすると出てきて、新たなマンガ、雑誌、新聞などを探し始める。
ネットカフェといえば、若者というイメージが強かったが、少しばかり、現実は異なっていたことを知った。
経済学者森永卓郎氏の日経コラムによると、ネットカフェ利用者の半数が40代以上の中高年で、中でも50代は全体の23.1%を占めているそうだ。(K)