アジアンビートで何度か紹介しているので知っている人も多いと思いますが、近年、日本の女子高生の制服が海外でブームになっています。海外では日本の制服は学生服というよりも一種のファッションであり、元々日本での制服は自由なファッションで登校させない為の“縛り”だったにも関わらず海外には日本の女子高生がスカートの長さを調節し、自分好みに制服をカスタマイズするのを見て“自由の象徴”と捉えているみたいです。



海外にいる日本のポップカルチャーが好きなヲタク達から「アニメ、漫画のキャラクターの多くが制服を着ているから」という理由で海外への制服ブームが始まったのだと思っていましたが、“ヲタク“以外にも制服ファッションが注目されているのだと感じる事があります。

少し前だと、ロシアのガールズデュオのt.A.T.uがCDのジャケット、PVで制服を着ていたり、“グラビア界の黒船”と一世風靡したリアディゾンさんも日本の女子高生風の制服を着てアメリカでグラビアを撮影していた事からネット上で話題となり日本でのデビューオファーがあったそうですね。最近ではオシャレ女子から絶大な支持を受けているアメリカのドラマ、「ゴシップガール」の主人公達が着ている制服も日本の高校の制服を意識しているのではないでしょうか？
“自由の国アメリカ”では制服を着させることで“個人意志の剥奪”などと思われがちにも関わらずオシャレファッションの一種として制服がブームになるとは日本の制服文化を誇りに思えてきますね。

　

ちなみに、制服がカワイイと受け入れられるポイントは“タータンチェックのミニスカート”、“黒のハイソックス”（私が高校生の頃はルーズソックスが流行ってましたが・・・。）だと思います。
AKB48の衣装もそうですが海外で日本の女子高生の制服を真似している子のほとんどがタータンチェックのミニスカートです。特にタータンチェック柄は日本のゴスロリ、パンクなどの個性的なファッションにも取り入れられ、今やジャパニーズポップカルチャーに欠かせないアイテムになっています。
もともとタータンチェックはスコットランドの家紋の様なものだと聞いた事がありますが、今やイギリスのファッションブランドである、ヴィヴィアン・ウエストウッドやバーバーリーのイメージと並ぶぐらい日本のカワイイ制服の象徴になっているみたいです。近い将来に世界的なファッションショーで日本の女子高生の制服が登場する日が来るのではないでしょうか？（編集部 アリス）

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