- ホーム
- 特集
- デイリートピックス - 福岡の"今"の情報をキャッチ!
- 【デイリートピックス】漫画「ヒミズ」の映画化が楽しみ
【デイリートピックス】漫画「ヒミズ」の映画化が楽しみ

4月18日に漫画「ヒミズ」の映画化が発表されました。ヒミズは「ヤングマガジン」で01~02年にかけて連載された作品です。原作者は「行け!稲中卓球部」で有名な古谷実氏。稲中って事はギャグ漫画なの?なんて思う人もいるかもしれませんが、今すぐにその考えを捨てた方がいいでしょう。シリアスなんてもんじゃない、正直言って全然笑えない内容です。私は読んだ後にどよ~んと真っ暗な気持ちになりました(個人的にはこういう漫画は大好き)。ろくでなしの両親と決別し、一人で生活する事を決めた中学生の住田。彼は人知れずひっそりと生きていこうとするも、周りからの干渉はなくならない。そんな中ある事件が起こり、彼は悪い奴を殺して自分も死のうと決意する・・・住田は人を殺すのか?住田は死んでしまうのか?この作品を読むには多少の覚悟が必要です。
こんなに重くて暗い漫画を誰が映画化するのだろうと思っていたら、監督は鬼才・園子温氏。漫画が映画化される事にあまり賛同できない私ですが、この組み合わせだったら是非観てみたい。「自殺サークル」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」など、古谷ワールドとのリンクをビンビン感じてなりません。
古谷氏の作品では「ヒメアノ~ル」や「シガテラ」もおススメ。彼の漫画には日常に潜む狂気、人生の無情などが描かれています。一見、私たちの世界とはかけ離れている古谷ワールドですが、主人公の抱える“心の闇”に自分の姿を見たり、日常生活を振り返った時に、思わずゾッとしてしまう場面が多く登場します。もしかしたら自分が気づいていないだけで、こんな事件が近くで起ころうとしてるかもしれない、実は隣に住む人がこんな人間なのかもしれない、言うなれば自分自身が何かのタイミングでこんな人間になっていたかもしれない。読んだ後、そう思わずにはいられません。2012年に公開予定の映画「ヒミズ」。キャスティングも気になる所ですが、話題作になる事間違いなしです!(編集部 マイキー)
こんなに重くて暗い漫画を誰が映画化するのだろうと思っていたら、監督は鬼才・園子温氏。漫画が映画化される事にあまり賛同できない私ですが、この組み合わせだったら是非観てみたい。「自殺サークル」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」など、古谷ワールドとのリンクをビンビン感じてなりません。
古谷氏の作品では「ヒメアノ~ル」や「シガテラ」もおススメ。彼の漫画には日常に潜む狂気、人生の無情などが描かれています。一見、私たちの世界とはかけ離れている古谷ワールドですが、主人公の抱える“心の闇”に自分の姿を見たり、日常生活を振り返った時に、思わずゾッとしてしまう場面が多く登場します。もしかしたら自分が気づいていないだけで、こんな事件が近くで起ころうとしてるかもしれない、実は隣に住む人がこんな人間なのかもしれない、言うなれば自分自身が何かのタイミングでこんな人間になっていたかもしれない。読んだ後、そう思わずにはいられません。2012年に公開予定の映画「ヒミズ」。キャスティングも気になる所ですが、話題作になる事間違いなしです!(編集部 マイキー)

漫画は全4巻。「ヒミズ」とはモグラの種類の名前です。読むとタイトルの意味が分かるかもしれません。