先週、深夜のテレビ映画で「恋の門」が放送されていました。公開は2004年、以前この映画を観た時は特に印象に残らなかったので忘れ去っていたのですが、恋の門にはアジアンビートファンが喜ぶシーンがたくさん登場していたことに改めて気づいたので、今回紹介させていただきます。

恋の門は、冴えない同人作家でコスプレイヤーのOL・恋乃と、石に執着する童貞貧乏漫画家・門のラブコメディです。酒井若菜演じる「恋乃」は超オタク。コスプレイヤーの彼女は、敬愛するアニメのコスプレが似合う王子様を探し、色んな男と付き合っていた矢先に松田龍平演じる「門」に出会います。顔や声が萌え系な酒井若菜が役にドハマりしており、セクシーなコスプレ衣装は鼻血ものです。めったに見られない松田龍平のコスプレも見れます！そして、同人作家でもある恋乃は、あのコミケにも出没しています。
脇を固める著名人や俳優もさりげなく豪華で、庵野秀明・安野モヨコ夫妻やしりあがり寿、内田春菊が友情出演、恋乃の両親役を演じる平泉成や大竹しのぶがコスプレ姿で現れ、極めつけは門のアパートの住人役に忌野清志郎までが登場し、恋に悩む恋乃に歌を歌ってくれたりします。
そしてそして、劇中に使用されているアニメは、エヴァンゲリオンを手がけたことでも知られるアニメ制作会社GAINAXが担当しています。なんでバブリーな映画なんでしょ！！

監督は、これが初監督作となる大人計画主宰の松尾スズキ。なだけに、一筋縄ではいかないブッ飛んだラブストーリーになっています。大人計画といえば、アニソン歌手役で出演しており、いつでもどこでもどんな作品でも異様な存在感を放っている皆川猿時にも注目してほしいです。今週が最終回の「11人もいる」のダイナミックパパも気になるところです。
･･･話はそれましたが、映画「恋の門」、一度観てみてくださいね！
（編集部　ヨシダ）

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