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伊勢谷友介氏、8年ぶりの映画監督作「セイジ-陸の魚-」の合同記者会見レポ(1/2)
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人が人を救うとはどういうことなのか。自分の視点で感じて下さい。

俳優として、また自身が代表を務めるリバースプロジェクトなど多方面で活躍している伊勢谷友介さんの8年ぶり、自身2作目となる映画監督作品「セイジ-陸の魚-」が2月25日(土)より公開されます。それに先駆け、2月6日(月)にKBCシネマ1・2で特別試写会が行われ、試写会の前に行われた合同記者会見には、約30社のメディア関係者が集まりました。今回の作品は、1作目でできなかった事にも挑戦でき、監督自身も納得いくの作品に仕上がったそうです。どこか、リバースプロジェクトの活動ともリンクするこの物語は、伊勢谷監督が撮るべくして撮った映画なのではないでしょうか。話題の映画とあって、集まった関係者からも多くの質問が飛び交いました。

Q.役作りに関してお二人にはどのような指示を出されましたか?
伊勢谷:森山さんに関しては、ほとんど何も言ってないですね。「僕」への追及は監督をも凌駕していて、「僕」という傍観者が世代を代表する視点を持った役に仕上げてくれて非常に助かりました。西島さんに関しても、僕は指示したつもりはなかったんですけど、西島さんいわく、凄く細かく演出したらしいです(笑)西島さんって現場で悩まない役者さんなんですけど、フィルムを「僕」と一緒に見るシーンだけは、「椅子に座るのは無理」だとおっしゃられて……。確かに普通だと、自分の大事な過去を見られて怒るところなんですが、セイジは違う感覚でいて下さいって言いました。「葉っぱが川面を川上から川下へ流れるように、そのテープも勝手に流れていたがごとく、要は人が関わろうと関わるまいと、自然界のそれと変わんないように」ってお伝えすると、そこから全て理解してくれて、しまいにはニヤって笑ってくれて、あれには僕もぞっとしましたね。
伊勢谷:森山さんに関しては、ほとんど何も言ってないですね。「僕」への追及は監督をも凌駕していて、「僕」という傍観者が世代を代表する視点を持った役に仕上げてくれて非常に助かりました。西島さんに関しても、僕は指示したつもりはなかったんですけど、西島さんいわく、凄く細かく演出したらしいです(笑)西島さんって現場で悩まない役者さんなんですけど、フィルムを「僕」と一緒に見るシーンだけは、「椅子に座るのは無理」だとおっしゃられて……。確かに普通だと、自分の大事な過去を見られて怒るところなんですが、セイジは違う感覚でいて下さいって言いました。「葉っぱが川面を川上から川下へ流れるように、そのテープも勝手に流れていたがごとく、要は人が関わろうと関わるまいと、自然界のそれと変わんないように」ってお伝えすると、そこから全て理解してくれて、しまいにはニヤって笑ってくれて、あれには僕もぞっとしましたね。
Q.8年ぶりのとなる映画監督作品ですが、作品を撮ろうと思ったキッカケは?
伊勢谷:お金が集まったからです(笑) 今回8年は経ちましたけど、この時間は、僕の成長、そしてセイジを理解するためには非常に重要な時間でした。だから、焦らなかった僕は偉かったです(笑)
Q.セイジという人物に対するイメージは?
伊勢谷:原作は神様扱いされていて、全部のことは分かっているけど動かない人物として描かれていますし、この作品でも動かない人間として捉えています。実は、セイジの中にリバースプロジェクトを入れ込むことが、最初のアイデアでした。リバースプロジェクトっていうのは、「人類が地球に生き残る為のプロジェクト」として、思うだけだったり、願っているだけじゃダメ、つまりアクションしなくちゃダメっていう理念で経営しているんですけど、セイジはその逆なんですよ。なので、僕はアンチセイジから入りましたね。「ふざけんなよ、感じているんなら動けよ」と。でも、原作で神化されているセイジを、大きな過去を持っている人間として捉えたときにセイジという人間を理解できました。
監督として、映画を撮る時に自分が役者でもあるという立場は作用していますか?
伊勢谷:僕は監督の時は、俳優の気持ちを全く持ち込まないし、逆もまた然りです。監督として僕だったらこうできるのにって思っている時点で、そのキャスティングは失敗だと思います。
Q.リバースプロジェクトの活動と共通する部分も多いなと感じるのですが、この映画に込めたメッセージは何ですか?
伊勢谷: これっていうのが難しい映画で、観ている方によって全然捉え方が違う映画だと思います。もし一つメッセージがあるとすれば、「人が人を救うっていうのはどういうことなのか」ってことですね。だからって、みんなセイジになる必要はないんで、自分の立ち位置で判断してもらえたら良いなと思います。
⇒伊勢谷友介監督の会見後編へ
伊勢谷:お金が集まったからです(笑) 今回8年は経ちましたけど、この時間は、僕の成長、そしてセイジを理解するためには非常に重要な時間でした。だから、焦らなかった僕は偉かったです(笑)
Q.セイジという人物に対するイメージは?
伊勢谷:原作は神様扱いされていて、全部のことは分かっているけど動かない人物として描かれていますし、この作品でも動かない人間として捉えています。実は、セイジの中にリバースプロジェクトを入れ込むことが、最初のアイデアでした。リバースプロジェクトっていうのは、「人類が地球に生き残る為のプロジェクト」として、思うだけだったり、願っているだけじゃダメ、つまりアクションしなくちゃダメっていう理念で経営しているんですけど、セイジはその逆なんですよ。なので、僕はアンチセイジから入りましたね。「ふざけんなよ、感じているんなら動けよ」と。でも、原作で神化されているセイジを、大きな過去を持っている人間として捉えたときにセイジという人間を理解できました。
監督として、映画を撮る時に自分が役者でもあるという立場は作用していますか?
伊勢谷:僕は監督の時は、俳優の気持ちを全く持ち込まないし、逆もまた然りです。監督として僕だったらこうできるのにって思っている時点で、そのキャスティングは失敗だと思います。
Q.リバースプロジェクトの活動と共通する部分も多いなと感じるのですが、この映画に込めたメッセージは何ですか?
伊勢谷: これっていうのが難しい映画で、観ている方によって全然捉え方が違う映画だと思います。もし一つメッセージがあるとすれば、「人が人を救うっていうのはどういうことなのか」ってことですね。だからって、みんなセイジになる必要はないんで、自分の立ち位置で判断してもらえたら良いなと思います。
⇒伊勢谷友介監督の会見後編へ
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