この夏は、釜山国際映画祭のメイン会場となる「映画の殿堂」に要注目です！

2012.07.12

こんな開放的な映画館で映画を観てみたい！

先日発表された『アジアンビート・デイリートピックス　２０１２年上半期ベスト１０！』の中で堂々1 位に選ばれた記事は『福岡ー釜山が往復3,500円！高速船ドリーム号、2/10就航！！』でした。今日７月１２日は航空会社スターフライヤー初の国際定期路線となる北九州－釜山線が就航し、日帰り往復運賃なんと6,600円というニュースも入ってきました。昔からは考えられないほど格安な費用で韓国旅行ができるようになった昨今、福岡に住む私たちにとって釜山はもっとも身近な海外旅行先となりました。

ここ数年、釜山はますます国際都市として大きく飛躍しているという実感があります。特に夏から秋にかけては大規模なイベントが盛りだくさんで、日本からもこぞって釜山を訪れています。これからの夏の旅行を計画されているみなさんに今日は昨年９月にオープンしたばかりの施設「映画の殿堂」をご紹介します。

釜山で一番アツいエリアと言えば、近未来都市のような「センタムシティ」。韓国随一の海水浴場として有名な海雲台（ヘウンデ）エリアの隣にあって、コンベンションセンターBEXCO（ベクスコ）をはじめ、2009年に「世界最大の百貨店」としてギネス認定を受けた新世界百貨店など次々に新しいスポットが誕生し、めまぐるしい変化を遂げています。そのセンタムシティに昨年９月にオープンしたのが映像複合文化空間「映画の殿堂」です。
2011年釜山国際映画祭の専用劇場としてオープンしたこの施設には、4,000人が収容できる野外劇場をはじめ数々の最先端技術を取りそろえた施設を併設しています。

▲次々に新スポットが誕生するセンタムシティエリア

昨年の映画祭では韓流スター、そして世界中から映画監督や俳優などがこの「映画の殿堂」に集まり大きな注目を浴びました。
初めての夏を迎えたこの施設は夏休み中のイベントも盛りだくさんです。映画だけでなく、伝統芸能公演や演劇、そして音楽、アートなど世界中から選りすぐられた多彩なイベントが企画されています。なかでもアジアンビートがオススメしたいのが木陰のある広場で芝生の上に座りながら自由な雰囲気で楽しめるライブイベント『DURERAUM SUMMER 2012』。韓国の若手アーティストによる日替わりの無料ライブや有名アーティスト７組が共演する有料ライブなどが開催されます。

ちなみに今年１３回目を迎える釜山国際ロックフェスティバルは８月３日から５日まで釜山市内にある三楽(サムラク)川辺公園で開催されますので、この週末には釜山のあちこちで音楽三昧を楽しむことができそうですね。
この「映画の殿堂」は夜になるときれいにライトアップされその美しさも圧巻です。今年の夏に釜山を旅行される方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。（編集部　ヤマシタ）

『映画の殿堂』施設の一部をご紹介（クリックすると拡大画像がご覧になれます）

▲ギネスブックにも登録されたビッグルーフ

▲野外劇場の夜間照明がキレイです

▲4000人の観客が巨大スクリーンで映画を鑑賞可能

▲ハヌルヨン劇場も立派！

＜映画の殿堂　初めての夏祝祭　DURERAUM SUMMER 2012＞イベント概要

１．Busking Only!
日時：８月６日（日）～１０日（金）12：20～12：50　一日1組/全5回
出演アーティスト：일단은준석이들, 정민아, 크로스노트, 달콤한소금, 비버의숙제（5組）
入場料：無料
会場：映画の殿堂　BIFF Hill休憩スペース

２．The Heat of the City　
日時：８月１１日（土）17：00～22：00
出演アーティスト：Borccoli you too, Romantic Punch, ローズ旅館, Ynot?, DJ PANDOL ほか（7組）
入場料：前売券30,000ウォン　当日券35,000ウォン
会場：DURERAUM広場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ポスターをクリックして拡大）