エンターテイメントシティはKOREAに移動？

2012.08.07

釜山国際ロックフェスに参加！

8月5日はご存知ですか？
タクシーの日！？
正解！
しかし、重要なことがあるじゃないでしょうか？
私事で恐縮ではありますが、36歳の誕生日を迎えました。そんな私に、最高のプレゼントとも言える機会を得ました。

先日釜山国際ロックフェス（8月3～5日）に日本から出演した、福岡のバンド「BASHO」クルーの一員として参加させていただきましたが、このフェスが驚愕の規模!!!!

「BASHO」のライブ

優に1万人/1日を超える人が街中の公園で、ロックを楽しんでいます。
それも、何とっ、何とっ、無料！！
そうっ、フリーライブ形式なわけです。
太っ腹なフェスだこと。

仕組みとしては、釜山市が「ある程度」の予算を出し、残りの予算は広告スポンサーなどで運営を維持しているみたいです。
そんな仕組みが13年目。
器が大きな国だこと。

開放的な雰囲気が広がる空間

昼過ぎから始まり、夜中にはバンドライブのステージだけではなく、会場内にはクラブも出現。
会場内は音楽を楽しむ人もいれば、自然に戯れ仲間で飲み会なんかも開いている。
何とも自由な空間でした。

雰囲気は福岡のサンセットライブ。
何だか、この空間にいるだけで幸せな気持ちになれるムード。

夜のライブ風景

とにかく熱い、韓国の若者達の反応！

会場内ダンスホール

これは釜山での出来事ですが、同時期に、ソウルでは…

世界最大規模のエレクトロニックダンスパーティーUMF KOREA 2012がソウルで開催！

海外情報員のヒョジョンさんの報告にもあったように、今年は世界的に有名なダンスパーティがソウルで開催されている。
詳細なレポートは後日アジアンビートでも紹介されるだろうが、ソウルと釜山、つまり韓国国内で数万人クラスの野外フェスが2つも同時開催されている。
韓国中の若者は全員参加しているのでは？と思いたくなるほど、この国の勢いを感じる。

また、シンガポールか東京で開催されると噂されたUMFがソウルで実施されたことは画期的なことである。
一説によれば、UMFはK-POPの大物アーティストが「韓国じゃなきゃ、出ない」と駄々をこねたからソウルで開催が決定されたと聞いた。恐るべし韓流である。
この話は嘘か、本当なのか分からないが、このような噂が出ても個人的には驚きもしないことは事実である。

幾度もアジアンビートで紹介しているが、世界に名前を響かせ、イメージやブランドを作り上げ国力強化策として官民挙げて「文化」発信を行う国の勢いには勝てないかも…と弱気にならざるを得ない。

経済は理論的に図り、動かせるものではなく、感情によって揺り動かされるものであると考える。
そのことから考えても、今の韓国には人の気持ちを高ぶらせ、「ワクワク、ドキドキ」させるムードがある。

それにしても、このムードは福岡に欲しい。
日本のムードメイクは福岡にしかできないと勝手に妄想し、自分にとっての「再考」のプレゼントを得た誕生日でした。（編集長 AT）