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社会人の医学 付加価値病

あなたの日常に忍び寄る「付加価値病」の危険

今回の私のデイリートピックスはいつもと趣向を変えて、いまあなたの日常に忍び寄る現代病「付加価値病」と、その危険について紹介しよう。
【概説】
この症状は商品やサービスの価値について議論するときに多角的な議論をしていると見せかけるためになんにでも「付加価値」という言葉をつかってしまい発症する社会人病です。主にコンサルタント系の職業や経営者・管理職がかかる傾向にあります。00年代半ば、アジア経済の発展に伴う商品の低価格・コモディティ化の進行や日本経済のデフレが進み物が売れなくなり始めてから多く見られる症状です。
この症状が発症する原因は2つあります。
1つコモディティ化した自社商品・自社サービスの価値についての議論をする際に「うちの商品・サービスは他社と大差ないからおまけで勝負するしかないよね」という身も蓋もない議論を避けるために多用する場合です。
もう1つは広告代理店やコンサルタントが企画や商品をクライアントに売りつけたい時に「おまけで客を釣りましょう!」という身も蓋もない議論を避けるために方便として使う場合です。
この症状が発症する原因は2つあります。
1つコモディティ化した自社商品・自社サービスの価値についての議論をする際に「うちの商品・サービスは他社と大差ないからおまけで勝負するしかないよね」という身も蓋もない議論を避けるために多用する場合です。
もう1つは広告代理店やコンサルタントが企画や商品をクライアントに売りつけたい時に「おまけで客を釣りましょう!」という身も蓋もない議論を避けるために方便として使う場合です。
【症状】
本来の商品・サービスの価値とはかけ離れたところで集客や顧客満足の議論をしてしまうため、商品・サービスの価値のアップデートが遅れたり、付加価値に割いたコストを価格転嫁できずに競争力の低下を招きます。また本来の価値を「付加価値」として議論するため、プロモーションやPRによる商品訴求が曖昧となり、ブランド価値の低下を招きます。また重度の場合は合併症としてクーポン依存症や半額セール依存症を発症する場合がある大変危険な病気です。
業種によっては本来の商品価値と付加価値が逆転しCDに付属した「握手券」が主な価値となってヒットするケースもありますが、これはきわめて特殊な症例です。
業種によっては本来の商品価値と付加価値が逆転しCDに付属した「握手券」が主な価値となってヒットするケースもありますが、これはきわめて特殊な症例です。
【診断・標準治療】
付加価値という言葉全て「おまけ」という言葉に置き換えると、議論のチープさの本質が見えてくるため、否応なく本質に向き合わざるを得なくなります。
付加価値を生み出そう。
付加価値が顧客を引き付ける。
付加価値が差を生む。
おまけを生み出そう
おまけが顧客を引き付ける。
おまけが差を生む。
アイデアは日常の中にある。
議論から逃げず自分たちのコンテンツの価値を伝えよう。(編集部 nakahara)
付加価値を生み出そう。
付加価値が顧客を引き付ける。
付加価値が差を生む。
おまけを生み出そう
おまけが顧客を引き付ける。
おまけが差を生む。
アイデアは日常の中にある。
議論から逃げず自分たちのコンテンツの価値を伝えよう。(編集部 nakahara)