- ホーム
- 特集
- デイリートピックス - 福岡の"今"の情報をキャッチ!
- 若者から大人まで多くのファンを持つ、よしながふみ『大奥』、...
若者から大人まで多くのファンを持つ、よしながふみ『大奥』、劇場版公開間近!

漫画原作ファンも期待大の劇場版『大奥』!
最近続々と人気コミックがドラマ化されています。夏ドラマでも『GTO』、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、『主に泣いてます』、『トッカン 特別国税徴収官』などがドラマ化されていました。今期秋ドラマでも、注目のコミック作品が現在ドラマで放映されており、さらに続編が12月22日(土)に映画化されます。その作品とは、よしながふみ原作の『大奥』です。
よしながふみといえば、『西洋骨董洋菓子店』、『フラワー・オブ・ライフ』、『きのう何食べた?』等の作品で知られ、青年誌読者から少女誌読者まで、幅広い読者層に愛される作品を発表し続けている人気漫画家。『西洋骨董洋菓子店』が01年に滝沢秀明主演でドラマ化、08年にアニメ化、同年に韓国で映画化されたこともあり、“あぁ、あの作品の人ね!”という人も多いでしょう。
よしながふみ作品の最大の魅力は、なんと言ってもストーリー。読者に伝えたいテーマを最も効果的に魅せる展開を作れるところでしょう。彼女の作品は冒頭あたりに「ん?」と思う場面が連発されますが、その「?」は、読み進めていくうちにきちんと解消されていきます。「?」だった部分が実は作品の肝となる部分で、それが解消されていくプロセスがまた絶妙で…どんどん引き込まれていきます。そんなこんなで、私自身も彼女の作品のとりこになり、今では彼女は、最も敬愛する人の一人になっています(笑)。
そんな作者が発表する『大奥』とは、なんと、男女が逆転した大奥。男だけが患う謎の疫病“赤面疱瘡”が蔓延する江戸、徳川の時代。多くの男が死に至り、やがてすべての要職には女が就任。大奥も例外ではなく、将軍職には女が就き、大奥を彩るのは総勢三千人にも及ぶ容姿端麗な男たちという世界を描いた作品です。史実に忠実に作られている本作ですが、唯一異なるのは男女が逆転しているという点だけ。フィクションであるようで、史実以上に登場人物の想いを表現しているところが、さすがストーリーテラー、よしながふみ。原作コミックは現在8巻まで刊行されており、総部数は350万部。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の受賞歴がある作品です。
原作コミックの1巻、八代将軍徳川吉宗のエピソードがベースとなっている劇場版『大奥<男女逆転>』は、2010年に公開されました。主演は二宮和也、柴咲コウ。200万人の観客を動員し、興収23億円といわれています。その後、現在放送中のTBS系連続テレビドラマ『大奥~誕生~[有功・家光篇]』では、原作2~4巻にあたる、三代将軍家光がなぜ女将軍に成り代わったのかが描かれています。家光を演じるのは、多部未華子。有功は堺雅人。そして、それに続く劇場版第二弾『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』では、原作の4~6巻にあたる五代将軍綱吉のストーリーが展開されていくのだとか。このように、はじめの劇場版からドラマへ、ドラマから最新の劇場版へと続いています。綱吉には菅野美穂、右衛門佐には、ドラマ版に続き、堺雅人が演じます。愛してやまない原作『大奥』が映像化されるということで、かなり厳しい目で見ていた私ですが、キャスティング、舞台、映像など、今のところは“結構いい感じ”です(笑)。個人的には今ドラマになっている“家光篇”がやはり好きではあるのですが(…愛する作品に甲乙つけるのは非常に心苦しい…)、“綱吉篇”のストーリーのファンだったりするので、劇場版の『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』公開がとても待ち遠しいのです。あぁ早く公開にならないかな~。(編集部 シミズ)
よしながふみといえば、『西洋骨董洋菓子店』、『フラワー・オブ・ライフ』、『きのう何食べた?』等の作品で知られ、青年誌読者から少女誌読者まで、幅広い読者層に愛される作品を発表し続けている人気漫画家。『西洋骨董洋菓子店』が01年に滝沢秀明主演でドラマ化、08年にアニメ化、同年に韓国で映画化されたこともあり、“あぁ、あの作品の人ね!”という人も多いでしょう。
よしながふみ作品の最大の魅力は、なんと言ってもストーリー。読者に伝えたいテーマを最も効果的に魅せる展開を作れるところでしょう。彼女の作品は冒頭あたりに「ん?」と思う場面が連発されますが、その「?」は、読み進めていくうちにきちんと解消されていきます。「?」だった部分が実は作品の肝となる部分で、それが解消されていくプロセスがまた絶妙で…どんどん引き込まれていきます。そんなこんなで、私自身も彼女の作品のとりこになり、今では彼女は、最も敬愛する人の一人になっています(笑)。
そんな作者が発表する『大奥』とは、なんと、男女が逆転した大奥。男だけが患う謎の疫病“赤面疱瘡”が蔓延する江戸、徳川の時代。多くの男が死に至り、やがてすべての要職には女が就任。大奥も例外ではなく、将軍職には女が就き、大奥を彩るのは総勢三千人にも及ぶ容姿端麗な男たちという世界を描いた作品です。史実に忠実に作られている本作ですが、唯一異なるのは男女が逆転しているという点だけ。フィクションであるようで、史実以上に登場人物の想いを表現しているところが、さすがストーリーテラー、よしながふみ。原作コミックは現在8巻まで刊行されており、総部数は350万部。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の受賞歴がある作品です。
原作コミックの1巻、八代将軍徳川吉宗のエピソードがベースとなっている劇場版『大奥<男女逆転>』は、2010年に公開されました。主演は二宮和也、柴咲コウ。200万人の観客を動員し、興収23億円といわれています。その後、現在放送中のTBS系連続テレビドラマ『大奥~誕生~[有功・家光篇]』では、原作2~4巻にあたる、三代将軍家光がなぜ女将軍に成り代わったのかが描かれています。家光を演じるのは、多部未華子。有功は堺雅人。そして、それに続く劇場版第二弾『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』では、原作の4~6巻にあたる五代将軍綱吉のストーリーが展開されていくのだとか。このように、はじめの劇場版からドラマへ、ドラマから最新の劇場版へと続いています。綱吉には菅野美穂、右衛門佐には、ドラマ版に続き、堺雅人が演じます。愛してやまない原作『大奥』が映像化されるということで、かなり厳しい目で見ていた私ですが、キャスティング、舞台、映像など、今のところは“結構いい感じ”です(笑)。個人的には今ドラマになっている“家光篇”がやはり好きではあるのですが(…愛する作品に甲乙つけるのは非常に心苦しい…)、“綱吉篇”のストーリーのファンだったりするので、劇場版の『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』公開がとても待ち遠しいのです。あぁ早く公開にならないかな~。(編集部 シミズ)

■ストーリー
男女逆転の世が誕生して30年。時は元禄、五代将軍綱吉の時代。徳川の治世は最盛期を迎える。しかし、綱吉が一人娘を亡くしてから状況は一変。世の中は乱れていく。そんな中、京からやってきた一人の公家、右衛門佐。類稀なる野心と才覚で巧みに綱吉に取り入り、やがて総取締として大奥での権勢を手に入れていく。陰謀渦巻く大奥で、綱吉と右衛門佐はやがて心を通わせ…。
■監督:金子文紀
■原作:よしながふみ「大奥」(白泉社「MELODY」連載)
■主題歌:「Back In Love Again(feat.布袋寅泰)」MISIA (アリオラジャパン)
■出演:堺 雅人、菅野美穂、尾野真千子、西田敏行ほか
■配給:松竹 アスミック・エース
■公式サイト:映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』
⇒http://ohoku.jp/top.html
■公開日:12月22日(土) 全国ロードショー!
(C)2012男女逆転『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』製作委員会