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今ここから、“ここではない、どこか”を想像してみよう!-安藤美冬、『冒険に出よう』を読んでみた-

2013年スタートの一冊に!

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。2013年になり、初めて購読した本を紹介します。安藤美冬の『冒険に出よう』です。
安藤美冬という名前は、2012年最もよく目にしたワードの一つではないでしょうか。安藤美冬とは、一切の営業活動をすることなく、多種多様な仕事を手がける独自のノマド(=遊牧民の意)ワークスタイルが話題を呼び、若者をはじめとする多くの人々に支持され、“ミッフィー”の愛称で呼ばれている女性です。TBS系列『情熱大陸』やフジテレビ『Mr.サンデー』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』等への出演歴があり、テレビ出演以外では『自分をつくる学校』の運営や『NOTTV』でのMC、その他各所での連載執筆や広告出演など活動は多岐にわたります。彼女の存在を知ったのは昨年の4月ごろでしたが、それから私が彼女について知る努力を始めるまでにはしばらく時間がかかりました。というのも、彼女について私は、カリスマ的な存在で、私とは縁のない世界で生きている人なのかも…という(とっても)勝手なイメージを持っていたからです。
そんな私でしたが、1月1日に放送された『日本のジレンマ』出演時に、自身が独立するに至った経緯を“恐怖に勝る情熱”と話す彼女をみて、かっこいい!こんな言葉を発する人が書いた文章を読んでみたいと思ったのをきっかけに、彼女の著書を手にすることになりました。著書を読んでみて感じたことは、自分が持っていたイメージがいかに勝手だったかということでした。例えば、彼女が営業活動を一切しなくても仕事ができているというのは、内輪のコネクションが元々あったおかげというよりも、TwitterやFacebookなどで“私とはこういう人間で~”という彼女なりの自己アピールの積み重ねによるものだったということなどです。この事実を通じて、彼女の在り方が、社会に翻弄されることのない孤高の人というものではなく、実は社会と密接に関わる人だったということに気づかされました。このような彼女のあり方は、自分の考えを発信する方法を知るという意味では、特定の組織にいながら何か達成したいと考えている人にもいいヒントになるのかもしれないですね。他にも著書に書かれていることから情報発信の方法やコミュニケーション方法のコツなどを見ていくと、東京に限らず、福岡、その他の地方でも実践可能なものがあり、さっそく私自身も年始から取り入れているものもあります。彼女の著書と出会うことで、ここからでもできること、私でもできることのヒントをもらい、心が改まりました。2013年もよいスタートがきれそうです!各々が“恐怖に勝る情熱”を見つけられるような場面に出会えることを願いながら、編集部シミズ、今年始めのデリトピを締めたいと思います!(編集部シミズ)