先日あるビジネスプランコンテストを見てきました。
国内大手の広告代理店である、サイバーエージェント社が主催するコンテストでした。
何故か福岡が初めての開催地でした。その理由を主催者は「若い人が多くいる、可能性ある地域だ。実際に開業率も高い！」とコメントされていました。

非常にアグレッシブでパッションあるプランばかりではありましたが、多くのプランに共通していたキーワードが「インタレストグラフ」という考え方。
この「インタレストグラフ（興味関心の相関図）」は近年目にするようになった言葉である。

フェイスブックが人間関係の相関図であると考えれば、インタレストグラフはその人間関係から興味関心ある分野でのつながりをサービスに活用する考え方である。 実際に会ったことはないが、ネット上でつながっている。
そして、オフ会で実際に意気投合し、付き合いが始まった…などの声も多く聞くが、そのような事例から考えても、ネットが生活に密着した情報インフラとなった今日は当たり前なのかもしれませんね。
各種「まとめサイト」もこの考え方に似ているのかもと思います。

コンテストの中で僕自身が興味を抱いたプランは在福の企業が構築した、不動産のソーシャルナレッジ（社会的知識）を集積するサイト。
確かに、不動産情報は一方的な情報提供のみが行われ、その情報の受け手からの情報交換はネットではなく、いわゆる口コミで行われていることを考えれば可能性のある分野だと思う。
かなり以前に『株式市場がネットで取引されるように、土地売買などの不動産マーケットもネット上でオープンにできることもあるかも』と思った時のことが頭をよぎった。
ただ、この土地の売買は売り手と買い手にすごくナーバスな状況下での「交渉」という行為があると考えると…難しい分野ではないかとコメントさせていただいた。

しかし、世の中の常識で無理だと言われるからダメではなく、タブーを突破できるかが新規でマーケットを広げることに繋がるはず。
タブーや常識にとらわれず、常に挑戦する姿勢が時代の活力である。

先日、2歳弱の甥っ子が母親のスマホをおもむろにバックから取出し、YouTubeを指でなぞりながら自分の好きな動画を再生している姿を見ていると、デジタルネイティブはすぐそこに来ていることを実感。

僕らも『化石』と言われる時代がきている。
常識にとらわれず、自分が欲しいと思うものを追求する時間は大切だと思う。

そうっ、今ある常識を疑っていない自分を取り戻さなきゃ！
取り戻せ、童心！（編集長　AT)

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