- ホーム
- 特集
- デイリートピックス - 福岡の"今"の情報をキャッチ!
- 【デイリートピックス】 二次元と三次元の狭間カルチャー
【デイリートピックス】 二次元と三次元の狭間カルチャー

二次元と三次元の狭間発、今の日本を象徴する新たな若者カルチャー

皆さんこの雑誌「@2.5(アットニイテンゴ)」知ってますか? 数か月前に発刊されたものなんですが、とても興味深い内容です。
発行人である齊藤まことさんによると、「アニメや漫画などに深入りしないリア充の人たち=三次元系。渋谷、原宿や六本木などは基本パス、アキバとアニメとネットに浸れるだけ浸ってなるべく三次元とのコミットを避ける派=二次元系。“実家は二次元”なんだけど、ちゃんとリアルワールドの住人たちともコミットできて、アニメ的・ゲーム的感性を自分の身体を使って、ファッションや音楽、絵画などにアウトプットできる人、つまり三次元に“二次元力”を召喚できる人」のことを2.5次元系と呼ぶそうです。
少し前のシャガワの記事にもありましたが、「夢眠ねむ」さんのような、秋葉原でアイドルをやりながら、時にDJ、時にファッションモデルをこなしてしまう、この感じ。秋葉原カルチャーと原宿カルチャーをミックスさせたこの感じ。過去アジアンビートでは“クラブピープルからコスプレイヤーまで幅広い支持を獲得するイベント「DENPA!!!」”や、“女の子の女の子による女の子のためのプロジェクト「MIG」”の記事から分かるように、実はこのような動きに注目していたのです。
きっともちろんこれは氷山の一角なんだと思うけど、この雑誌の登場でそれらが簡潔にまとめられて、より一般に広がるきっかけになったのではないでしょうか。二次元と三次元が交錯する今の日本において、リアルな若者の新しいカルチャーが、“2.5次元系”からたくさん生まれてくる気がしてなりません。アジアンビートでも、このムーブメントには注目したいところ。
●「スッキリ」出演時のきゃりーぱみゅぱみゅさん
ちなみに、この夢眠ねむちゃんと一緒に「@2.5」の表紙を飾っているのがこれまた今話題の、まさに2.5次元系のきゃりーぱみゅぱみゅさん。テレビで特集を組まれるほど注目されていて、彼女プロデュースのCDやつげまつげなんかも出ているらしく、いよいよ今がこのカルチャーが日本中にインフルエンスする時なのかも。(編集部 やすながぱみゅぱみゅ)