icon 新型コロナウイルス感染症対策が各地で実施されています。イベント・店舗の運営状況は公式サイト等でご確認ください。

asianbeat 福岡県が運営する多言語WEBサイト

beyond2020
  • facebook
  • twitter
  • Instagram

4作目にして決定打! 新作「R100」で見せたのは、松本人志の“現在地”

daily-02.jpg

松本人志の脳内を直接スクリーンに投影した、100分ちょうどの異色ファンタジー「R100」

サトエリ.jpg
 松本人志フリークは、全国に数多く存在していると思う。自分もその一人。中学生の頃からもう20年近く、彼の動向を注視し続けている。巷には、「松本人志は子供が生まれて変わった」もしくは「終わった」とする声もある。しかし、今作を見れば、松本人志は終わってもなければ、一切変わってもない。むしろ、僕らを置き去りにするスピードで次の地平へ進んでいる事に気づかされる。TVというメディアを、早くから疑問視していた松本人志の現在地を確認できるのは、今はもう、映画という表現の中だけなのだと思う。

 物語は、大森南朋演じる普通のサラリーマン(片山)が、謎のクラブ「ボンテージ」に入会してしまう事から展開していく。いわゆるSMクラブである。通常こういった性風俗は、店内でサービス(?)が行われるのが普通。しかし、ボンテージは日常生活の中に突如「女王様」が現れ、様々な手法で責め苦を味わせるという、非常に迷惑なシステムをとっている。しかし極度のMである片山にとっては、それがたまらない。プライベートで抱える深刻な問題もあいまって、彼はどんどんプレイにのめり込んでいく。そんな片山の天才的M気質に触発されたのか、女王様たちのプレイがどんどん過激になり、このあたりから物語は予測不能に転調し続けることになる…。

 とにかく、観てもらわない事には説明のしようがない作品であり、プロモーター泣かせの映画である事は間違いない。しかしそれも当然。松本人志の頭の中を、そのままプロジェクターにつないでスクリーンに投影したかのようなこの作品は、これまでと同様かそれ以上に「得体の知れない何か」に仕上がっている。それをわかりやすく伝える事は不可能に近い。観て感じるしかない。ただ、難しい作品かと問われると、決してそんな事はない。「予測不能」ではあるが「理解不能」ではない。得体は知れないが、めちゃくちゃ面白い。いわゆる松本節である。それが現在進行型で味わえるのがたまらなく嬉しい。是非、劇場に足を運んでほしいと思う。

「賛否両論は誇り。」松本人志が博多に上陸。上映後に観客の質問に答える。

matsumotohitoshi.jpg
 劇場公開まで1週間を切った9月30日。松本人志監督は、盟友倉本美津留氏を伴って博多に現れた。Tジョイ博多で行われた試写の上映後、30分にわたって観客の質問に答えるティーチインを開催。前3作では実現しなかった、初の福岡プロモーションである。

 上映終了後、ふらりとスクリーン前に現れた松本監督は、観客から飛び出す質問に真摯に耳を傾け、答えていく。多くが監督の熱心なファンであり、緊張のあまり上手く言葉に出来ない質問者もいたが、それをなだめるかのようにツッコミを入れる松本監督。会場は笑いに包まれ、やがて質問者の緊張も緩んでいく。ティーチインというより、生でダウンタウンDXを見ているかのような、贅沢な場となった。

――興行成績は気になりますか?

松本:正直あんまり…。自分の映画は人を選ぶ所があるんです。それはある意味誇りでもあるんですけど、全員に喜んでもらえるような映画は正直ムリ(笑)。だからそこまで気にしてもしょうがないという気持ちがある。

――10年後はどうなっていると思いますか?

松本:当然今回も自信作ですが、10年経ったらもっとすごい映画が作れるような気がしています。今までは映画作りを“自分の間合い”で出来ていなかった。でも今回で少し掴めた部分があるんです。

――ダウンタウンはお笑いのレベルを上げたと言われています。映画監督としては、どういう功績を残したいですか?

松本:正直、ダウンタウンとしてはお笑いの世界で“新大陸”を発見したと思っています。ただそれは、レベルを上げたというよりも“幅を広げた”という言い方の方が近いんじゃないかと。こんな面白がり方もあるよ、こっちでも遊べるよ、みたいなね。だから映画の世界でも、新大陸は難しいかもしれないけど、望遠鏡を片手に無人島くらいは見つけたいなと思っています。そこにエネルギーを使っていきたいですね。


 お笑い界のコロンブスが、映画という大海に飛び出して4作目。かの時代の日本のように、彼が発見した“新しい地平”に、人々が殺到する日が近いかもしれない。そして映画という特性上、そのスケールは世界規模になる。今回の映画は、それが現実的に思える出来栄えになっている。
 10/5の上映後、どうなるか。ワクワクしながら見守りたいと思う。(編集部まつやま)

INFO:R100

f524ac22e4d271.jpg■STORY
都内有名家具店に勤務する片山貴文には秘密があった。それは、謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまったということ。以降、様々なタイプの美女たちが片山の日常生活の中に突然現れ、彼をこれまで味わったことのない世界へと誘っていった。しかし内容は次第にエスカレートしていき、女性たちは彼の職場や家庭にも現れるようになる。耐えられなくなった片山はプレイの中止を求めるが、一向に受け入れられない。さらなる予測不能の事態が次々と巻き起こる中、果たして彼の運命は――!?

■出演:大森南朋 大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美 ほか
■公開日:10月5日(土)
■公式サイト:http://www.r-100.com
このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 del.icio.us

WHAT’S NEW新着情報

EDITORS' PICKS編集部ピックアップ

  • 福岡ラーメンMAP
  • 青木美沙子のTimeless Trip in Fukuoka
  • 特集 福岡マンホール図鑑
  • インタビューナウ
  • WFS
  • オタクマップ
  • 福岡クリエーターズ

PRESENTSプレゼント

抽選結果やプレゼント情報など、アジアンビートのキャンペーン情報をお知らせします。
  • 青山吉能、鈴代紗弓
  • ◆声優の青山吉能さん、鈴代紗弓さんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 岡咲美保、熊田茜音、MindaRyn
  • ◆声優の岡咲美保さん、熊田茜音さん、アーティストのMindaRynさんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
  • ◆『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』アクリルスマホスタンドなど当選者発表!