先日東京の友人から電話があり、「福岡に行こうと思うけど、ホテルが取れない…何とかならない？」と相談された。カレンダーを見れば、週末である。
では、僕の知っているホテルに問い合わせてみようと電話をするが…全然ホテルが取れない。。。どのホテル、どのホテルも、何故か満室である。ホテルの人に聞いてみると…「今日は学会があり、どこも満室ですよ。大変申し訳有りません」という話。

いま福岡は時折このような状況になるトキがある。
統計上ではあるが、福岡での国際会議開催件数は東京に次いで2位である。大阪や名古屋を超えての2位。
人口の規模はトップ３に入るような地域ではないにも関わらず、国際会議件数は首都東京の次である。
これは意外に凄いことではないかと思う。
しかし、今回のようなホテル供給不足の事態が起きてしまうことは、この地域の人口規模から考えれば理解出来る。
その状況で、ある友人がニューヨークに行った際に利用したウェブサービスに感銘を受けた。
それが「Airbnb（エアビーアンドビー）」というサービスである。
このサービスは世界１９２カ国で展開されている。
このウェブサイトには「2008年８月創業。Airbnb（本社・カリフォルニア州サンフランシスコ）は、世界中の人がユニークな宿泊施設をネットや携帯で掲載・発見・予約できる信頼のコミュニティー・マーケットプレイスです。」と書いてある。
ホテルではなく、宿泊したい現地の人が所有している施設（アパート、ヴィラ、お城まで）に宿泊出来るサービスである。例えば、ヨーロッパに行き「ありきたりなホテルでは満足できない」と思い、フランスの古城に1ヶ月間宿泊することも可能である。



いまの日本では「旅館業法」という法律の下で若干グレーな存在になってはいるが、日本版のサイトも存在する。

このサービスでは、南米チリで満点の星空の見える一軒家を丸ごと借りれて…最安値で「19838円/一泊」である。何人で泊まっても据え置きの値段である。
通常はこのアパートはオーナー自身で住まれているだろうが、それを他人に貸すという発想。そして、それをマッチングするという発想。何とも欧米的な発想である。

その考え方にならったわけではないが、先述のホテルに宿泊できない友人は僕の実家に泊めてあげることにした（笑）
「一人Airbnb」を体験してみた。
友人から一言「今度飯おごってやるよ」と。
さて、寿司でもごちそうになろうかな。(編集長：AT)