漫画・ゲーム数式を解くように描く〜GANTZ作者 奥 浩哉〜
漫画・ゲーム数式を解くように描く〜GANTZ作者 奥 浩哉〜
日本はもちろんアジアや世界各国の若者からも、
熱い支持を得ている<週刊Young Jump(集英社)>で好評連載中の「GANTZ」!
今回、スペシャルゲストとして、その「GANTZ」(ガンツ)の作者、
福岡出身の「奥 浩哉(おく ひろや)」さんにお話を伺いました。
日本を代表するSF漫画の巨匠が自ら語る「GANTZ」の見所と、
ストーリー作りの手法など、漫画好きには必見です!
熱い支持を得ている<週刊Young Jump(集英社)>で好評連載中の「GANTZ」!
今回、スペシャルゲストとして、その「GANTZ」(ガンツ)の作者、
福岡出身の「奥 浩哉(おく ひろや)」さんにお話を伺いました。
日本を代表するSF漫画の巨匠が自ら語る「GANTZ」の見所と、
ストーリー作りの手法など、漫画好きには必見です!

[Chapter1 FUKUOKA]

高校卒業までは福岡市早良区の原に住んでいたそうですが、
当時はどのような学生生活を送られていたのでしょうか?
また、福岡でお気に入りのお店は?
--学生時代はいたって真面目な学生で、高校生の時は
アニメーション部に入っていました。
福岡でお薦めのお店は、今宿にある「安全食堂」。
よく豚骨ラーメンを食べに行っていました。
・作品の中に「福岡のエッセンス」を意識して入れることはありますか?
--そうですね、地方から出てきたキャラクターを描くときは、
だいたい<博多弁>を話させます。
[Chapter2 OVERSEA]
・来年は福岡で「日韓漫画フェスティバル」が開催されます。
このように、地元福岡が中心となって、日本と韓国が漫画を通して交流することに対し、
どのように思いますか?
--最近韓国のイラストレーターなどが日本の雑誌などで紹介されることが増えてきて、
「レベルの高い作家さんが増えたなぁ」と印象を持っています。
(日韓漫画フェスティバルは、)とても面白い試みだと思います。
・奥先生の作品は海外でも多く出版されていますが、ご自身も海外の漫画を読まれたりしていますか?
また、自身も海外で高い評価を受けていることについて、どのように感じられていますか?
--今は読まないですが、高校時代には洋書屋でフランスの「ヴァンデシネ(=漫画)」を買って見ていました。
今連載中の「GANTZ」に関しては、あくまで日本の読者に向けて書いていますが、
異文化の方々にも受け入れられていると言うことは嬉しいです。
このように、地元福岡が中心となって、日本と韓国が漫画を通して交流することに対し、
どのように思いますか?
--最近韓国のイラストレーターなどが日本の雑誌などで紹介されることが増えてきて、
「レベルの高い作家さんが増えたなぁ」と印象を持っています。
(日韓漫画フェスティバルは、)とても面白い試みだと思います。
・奥先生の作品は海外でも多く出版されていますが、ご自身も海外の漫画を読まれたりしていますか?
また、自身も海外で高い評価を受けていることについて、どのように感じられていますか?
--今は読まないですが、高校時代には洋書屋でフランスの「ヴァンデシネ(=漫画)」を買って見ていました。
今連載中の「GANTZ」に関しては、あくまで日本の読者に向けて書いていますが、
異文化の方々にも受け入れられていると言うことは嬉しいです。

[Chapter3 GANTZ]

表現していらっしゃいますね。共に海外でも出版されていますが、
それぞれ全く作風が違います。どうしてSFを描こうと思ったのですか?
-―昔からSFに影響を受けていたので、SFを描きたかったのですが、
青年誌では「SFは売れない」というジンクスがあったため、
「HEN」を描きました。それで、実績を積み「好きなことをやらせて下さい」と
頼み、SFを描くことにしました。
・GANTZでは残虐なシーンなども多く見受けられます。
そういった部分への批判や非難も多いと思いますが、
どのようにお考えでしょうか?
-―そう言う意見にも一理はあると思います。GANTZでは人間の凶暴性を
刺激している部分も有ると思うので、小中学生のような敏感な世代よりも、
分別をわきまえた大人に読んでもらいたいです。
・連載途中で、主人公以外の登場人物が全て死んでしまうなど、
予想外の出来事に、毎回読者はド肝を抜かれてしまいます。
どのようなストーリーの組み立方をしているのでしょうか?
また最終回の構想は?
-―全体のぼんやりした構想はもちろん決めていますが、
基本はその場のノリで描いています。
最終回は考えていませんが、最終回付近の構想は随分前に
浮かんでいます。
今後急展開を迎えるので、お楽しみに!
[Chapter4 JOB]
・素人でも、週刊連載は「きつい!」と言うように思えるのですが、
連載を続ける秘訣は何かあるのでしょうか?
-―秘訣は「無い」です・・・。
(奥先生の場合)毎日規則正しく生活をしていればやっていけます。毎日7~8時間は寝てますね。
僕にとっては(漫画を描くとは)数式を解くような感覚に近いです。
連載を続ける秘訣は何かあるのでしょうか?
-―秘訣は「無い」です・・・。
(奥先生の場合)毎日規則正しく生活をしていればやっていけます。毎日7~8時間は寝てますね。
僕にとっては(漫画を描くとは)数式を解くような感覚に近いです。
[Chapter5 ROAD TO SUCCESS]
・これまでの漫画家として一番苦しかったことは?
-―「HEN」の連載終了当時、CGを使って漫画を描いている人がいなかったため、
どうしたら漫画らしく見えるかなど、試行錯誤をしました。
しかし、資金を投資したにも関わらず、その作品が売れなかったため、打ち切らざるを得なくなり、
スタッフを削減して「GANTZ」を始めました。 その時が一番苦しかったですね。
・これまでで漫画家として一番嬉しかったことは?
-―小学校4年生の時に手塚先生の「バンパイヤ」を読み、漫画家になることを決意しました。
当時より、高校生で漫画雑誌に投稿してデビューする事を考えていました。
実際に高校生の時、投稿した出版社の編集部から電話がかかってきた時は、
「違う世界」からの電話がかかってきた様で嬉しかったです。
・福岡でも多くの若者が、漫画家になることを夢見ています。
是非、そんな若者達へメッセージをお願いします。
-―漫画は研究すれば奥が深いです。
いろいろなことを実験しながら、楽しんで、描きたい物を描いてください!
-―「HEN」の連載終了当時、CGを使って漫画を描いている人がいなかったため、
どうしたら漫画らしく見えるかなど、試行錯誤をしました。
しかし、資金を投資したにも関わらず、その作品が売れなかったため、打ち切らざるを得なくなり、
スタッフを削減して「GANTZ」を始めました。 その時が一番苦しかったですね。
・これまでで漫画家として一番嬉しかったことは?
-―小学校4年生の時に手塚先生の「バンパイヤ」を読み、漫画家になることを決意しました。
当時より、高校生で漫画雑誌に投稿してデビューする事を考えていました。
実際に高校生の時、投稿した出版社の編集部から電話がかかってきた時は、
「違う世界」からの電話がかかってきた様で嬉しかったです。
・福岡でも多くの若者が、漫画家になることを夢見ています。
是非、そんな若者達へメッセージをお願いします。
-―漫画は研究すれば奥が深いです。
いろいろなことを実験しながら、楽しんで、描きたい物を描いてください!
【奥 浩哉 PROFILE】

1967年9月16日生まれ
1988年 『変』でデビュー
2000年 からは週間Young Jumpにて「GANTZ」の連載スタート
2004年 にはテレビアニメ化
海外から注目される日本人漫画家のひとり。
「GANTZ」
http://yj.shueisha.co.jp/gantz.html