[Kobori のバンコクレポート] 超銀河アイドルグループ「AKB0048」がバンコクでコスプレ始動！

2013.07.18

時は21世紀初頭、自らが引き起こした世界大戦で行き場を失った人類は、活動の拠点を銀河に求め、再出発を始めた。新たな年号である「星歴」を設定。しかし、人類を「惑わせる」とした芸能活動については厳しい制限を設け、唯一、例外としたのが「芸能絶対防衛圏」として認定を受けたポップカルチャー発祥の地、東京の秋葉原だった。

超銀河アイドルチーム「AKB0048」はこうした時代背景、星暦0048年に結成された。ところが、活動は秋葉原にとどまらず全宇宙に波及。危険を顧みず、ファンの待つ星雲に強攻突入し、熱いゲリラライブを送り届ける彼女たちは、いつしか「人のココロを乱す」危険な団体として手配を受けるまでになっていた。

それでもファンを守るため、ゴム弾銃「AK-48」を手に戦うことを止めない熱きアイドル戦士たち。多くのファンを魅了し続けた「AKB0048」が、ついにタイの首都バンコクに初上陸、その可憐なコスチューム姿を一般の前に現したのだった――。

AKB0048 (2)s.jpg

Animate Group株式会社 COSMODE編集部提供

バンコクで「AKB0048」のコスプレを披露しているのは、タイ人の10代～20代初めの美少女ばかり8人。いずれも大のAKB好き。
写真の右から順にUn’Zear ident（宮澤佐江役）、Emoxic（板野友美役）、Fuko Chan（高橋みなみ役）、Naoki Drachen（前田敦子役）、Tinaliz（大島優子役）、Mimi Choco（小嶋陽菜役）、Aimi Mina（篠田麻里子役）、Mimzy Desu（柏木由紀役）。いずれも敬称略。

Animate Group株式会社 COSMODE編集部提供

コスチュームは全てお手製。キャラクターそっくりになるよう、チェック柄に藍色と黒色の布を合わせ縫った。個々の特徴的なネクタイも一つ一つ手作り。カラフルなヘアーには、スプレーでカチューシャなどの装飾品を固定している。

ファンの方ならご存知だろうが、「AKB0048」とは放送作家の秋元康氏が企画・監修したSFアニメ。人気アイドルグループ「AKB48」になぞらえて考案されたことは言うまでもない。2012年以降、断続的に地方放送局を中心に放送され、密かな人気を集めている。

各キャラクターの声役にはAKB48、SKE48、NMB48、HKT48の各グループから現役メンバーを登用。AKB方式に倣って、「選抜」スタイルが採られている。

オリジナルグッズの売れ行きも絶好調。時空を超え「AKB0048」の「実物」に会いたいという人は、一路、バンコクへ。是非！

海外情報員　Kobori 氏　プロフィール

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞（中日新聞東京本社）、テレビ朝日で一貫して社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治経済、社会、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトでも執筆中。