「babas」「Grey ray」「Onelove」「The SLEEVELESS GARDEN」「Trimode Accessories」といったファッション・ブランドをご存知だろうか？これらについて、即座に答えられるとしたら、もう貴方はタイ・ファッション業界のカリスマと言ってもいいかもしれない。

そう、これらは現在、タイのファッション業界をリードする新進気鋭のデザイナーたちが編み出したファッション・ブランド。正真正銘の「The Fashion made in Thailand」だ。

戒厳令やクーデターなど何かと暗いニュースの続くタイだが、おしゃれなタイの人々は至って元気。5月下旬にはバンコク中心部の複合商業施設「サイアム・センター」で、商務省国際貿易振興局（DITP）が主催するイベント「POP FaD by DITP」が開催され、平日でも多くのおしゃれ好きが集まった。

▲イベントブースで始まりを待つ観客ら
▲イベントには多くのタレントも出演した
紹介されたタイ国内のブランドは、上記のほか「ADHOC」「FLOW」「MAIBE」「NIMMIND」など全部で52。これだけのブランドが一堂に会するのは、タイでなくても極めて珍しい。可愛らしい最先端の服やアクセサリー、靴などが特価で販売された。

DITPでは長引く政治混乱からアパレル業界にも消費の陰りが見え始めたことから、景気のテコ入れを図ろうとファッション性と即売性の高いイベントを開催することにした。また、52のブランドは現在、主に国内市場を対象としているが、できるだけ早期に国外諸国へ進出したいとしている。

▲開会式後、記念撮影する関係者ら（写真：サイアム・センター提供、以下同）
▲イベントの開会式に臨む関係者ら