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[リュウジの北京レポート] 話題の日本映画が北京に集結!

日本映画週間は、2010年の日中首脳会談の席上で提案された、両国で互いに「映画、テレビ、アニメ・フェスティバル」を開催するという意向を基に実施されているイベントの一つです。昨年の「2011年北京・日本映画週間」に引き続き今年も中国の観客たちの瞳と心を輝かせました。
14日には北京万達索菲特酒店でオープニングセレモニーが実施され、実行委員会の芸術顧問となっている栗原小巻さん、上映作品の監督、青山真治さんを始め豪華キャストが登壇されました。

▲映画を通じて真の友人をつくってくださいとメッセージを投げかけた栗原小巻さん。

▲東京国際映画祭・最優秀作品賞受賞作「暖~ヌアン」に出演した李柯竺さんも登壇。
オープニング作品「ALWAYS三丁目の夕日'64」を皮切りに青山真治監督の「東京公園」、AKB48の前田敦子さんが主演した「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」等話題の日本映画12作品が上映されました。
同日、当代MOMA 百老匯電影中心で上映された「東京公園」の後に青山真治監督がティーチインを行いました。
同日、当代MOMA 百老匯電影中心で上映された「東京公園」の後に青山真治監督がティーチインを行いました。

▲「東京公演」の青山真治監督は何と福岡のご出身!
青山監督の作品は心の闇を描く傾向が強かったのですが、「東京公園」は暖かな光に包まれた映像に、人の絆の大切さが伝わるストーリーでした。この変化について青山監督は、日本で残酷な事件が起こり殺伐としていたから、やさしく暖かいポジティブな作品を撮りたかったと話されました。編集が終わる3日前に3.11大震災が起こったそうです。
また、この映画で小津安二郎、溝口健二等の日本の古い映画の伝統を意識しながら、ジャンルに捕われずに撮ったと語りました。ティーチインでは撮影秘話まで飛び出し、観客は監督の言葉に熱心に耳を傾けていました。
また、この映画で小津安二郎、溝口健二等の日本の古い映画の伝統を意識しながら、ジャンルに捕われずに撮ったと語りました。ティーチインでは撮影秘話まで飛び出し、観客は監督の言葉に熱心に耳を傾けていました。
福岡県出身の青山監督にアジアンビート読者の皆さんへコメントを頂きました!
「北京に来るまで、こんな近くに別世界があるとは知りませんでした。みなさん、気軽に海外に出かけてみて下さい、アジアとの関係を密にしていきましょう。」
壇上で「カメラを中国に向けてみたい」と語った青山監督に是非中国で映画を撮ってほしいです!
海外情報員 リュウジ プロフィール
中国・北京在住。
北京世語天博教育咨询中心マネージャー。
2010年、北京にて中国内資企業「北京世語天博教育咨询中心」をパートナーと共同設立。
通訳、日本語アドバイザーとしても活躍し、日中の友好の懸け橋として活躍中。
北京世語天博教育咨询中心マネージャー。
2010年、北京にて中国内資企業「北京世語天博教育咨询中心」をパートナーと共同設立。
通訳、日本語アドバイザーとしても活躍し、日中の友好の懸け橋として活躍中。