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[愛魂 vol.27] DJ DEXPISTOLS ~世界をまたにかける東京カルチャーのアイコン~(2/3)

今はジョギングにハマってます。ホノルルマラソンはまだ考えてないんですけど(笑)

DARUMA MAAR

ab:注目しているモノ・コトは?

MAAR:ジョギングはちょっとハマってて、どんどん本気になってってるんですけど。
DARUMA:ホノルルマラソン出るらしいですよ。
MAAR:大会……そうですね、ホノルルマラソンは全然、いや全然ホント、ぶっちゃけ考えてないんですけど(笑)。さすがにフルマラソンは走れる気がしないんで。

ab:きっかけはナイキ?

MAAR:そうですね。ナイキプラスの俺らミックスを作るんで、やっぱりちゃんと走ってる人の気持ちになんないとなって思って。選曲、順番、テンポとか。それまではダイエットがてらに走ってたんですけど、そこからちゃんと距離計ったりするようになったんで、そういう意味では一応ジョギングにはハマってるのかな。

ab:座右の銘は?

DARUMA:「笑う門には福来る」とかかなとか思うんだけど、でも笑ってるばっかりでも別にいいことないしなって(笑)。なんか色々考えるんですけど、いつも出てこないんですよね。いつかどっかで、人生のタイミングでこの質問が来るだろうなと思ってたら、ここで来ましたね。
MAAR:わかる。俺もいざ言われると全然思い浮かばないな。何だろう。
DARUMA:考えてるんですけど、割と人生において一個だけって結構考えるの難しいですよね。その時々によってテンションも違うし。すいません、なんかここでバシッと言いたいんですけど(笑)。

ハッキリ言えるのは“東京はもう一番ではない”ということ。

ab:ここ数年のアジアの音楽シーンについてどう感じていますか?

MAAR:俺らも呼んでもらったりとか、海外のビッグスターとかもどんどん台湾や韓国、マレーシア、シンガポールに行ってるんで、下手したら東京ともそんなにタイムラグはないのかな。ある意味東京って、多分皆どっかで“東京カルチャーってアジアの中で一番イケてるっしょ”って思ってた部分が数年前まではあると思うんです。でも今はそうじゃないっていうのはハッキリ俺は思う。東京はもう一番ではない。でも別にそれは否定的なことではなくて、それはしょうがないことなんで。それは一つの事実として、東京の人たちが頑張らないと。平たく言えば、単純に経済状況だけで言えば、日本の地位ってこれからどんどん下がり得ることだと思うんで。でもやっぱり、日本が作ったファッションのカルチャーっていうのは、文化として誇るべきだと思うし、音楽にしても、アンダーグラウンドシーンにしても、先輩達が一つ大きいシーンを作ってると思うんで。逆に言えばそれはアジアのシーンが発展してるって事だとは思うんですけど。
MAAR
やっぱり東京にいるアーティストはもっと、今本当に頑張らないといけないんじゃないかなと思う。

ab:日本のアーティストや音楽に対しての反応は?

DARUMA: DJっていうものに対しては、すごい評価が高いのかなって。韓国とかに行くと、日本のDJってすごく崇められてたりで。それこそ田中(FPM)さんとか本当にスーパースターだし。僕達も最近やっと色んなアジアを周らせてもらうようになったんで、それがどう昔と変化してるのかっていうのは分からないですけど。ただ評価は高いなって思います。
MAAR:でもそれはきっと東京カルチャーが面白いって部分で呼んでもらってるのはあると思います。話繋がっちゃうんですけど、そこで東京の人達はもうひと踏ん張りすれば、次はヨーロッパやアメリカへの道が開いたりすると思うんで。そういう意味では、正直自分の意見なんですけど、やっぱり日本ってすごい天井が低いんですよ。日本ですごく上の方に行ったとしても、それはヨーロッパに繋がるワケでも、アメリカに繋がるワケでもない。でももしニューヨークで、ジャンルは関係なく一つ何かアンダーグラウンドなこと、一個のことを成し得ると、それは海外に繋がっていくんですよね。それがやっぱり日本はなくて。じゃあアジア全土に飛び火するかって言うと、それもまた簡単なことではない。東京はもちろん世界に誇れる大都市ではあるんですけど、そこから外へモノを出すっていうことはすごく難しいことであるっていうのは、海外に行くようになって逆に、すごく痛感しています。

日本人は言語、アートへ価値観の問題をクリアしないとさらなる飛躍はない。

DARUMA
ab:外に出れない理由っていうのは?

MAAR:ハッキリ言えば言語の問題もあるし、単純に色んなモノが外来文化で構成されてる部分がある。あとはやっぱり、もうちょっと自分達のクリエーションの質を上げなきゃいけないとは思う。ファッションにおいては、例えばギャルソンだったりアンダーカバーっていうのは、ヨーロッパのメインストリームを作ったんですよ一回。それはやっぱり東京オリジナルの、ぶっちぎったモノだったと思うし、それがすごく評価された。ただ同じことをやってても、ハッキリ言って負けると思うし。だからそこでどんどん、突き詰めてやる必要があると思うし。でも逆に、単純に日本のシーンしか見てないモノが面白がられるってことも起こり得るんで。それはコスプレだったりとかアニメだったり。でもそれって、結局海外の人たちが面白いって思ったから、“あ、これって海外でも評価されるんだ”って後から思うワケで。村上隆さんの作品とかって、日本でずっとアキバ系のアーティストっていう扱いを受けたけど、今だったらニューヨークの門も、正面玄関に飾ってたりとか、ヴェルサイユ宮殿で個展やったりとか。
それって結局やっぱ海外に拾われてなんぼってなってしまってて。海外で拾われたモノに対しては日本でのシーンが大きくなる。そういう意味ではやっぱり日本人は音楽も含めてアートに対する価値観がすごく低い。
DARUMA:言語に関しては、アジア圏、タイや韓国、シンガポールとかも含めて全部、日本以外の若者って英語喋れますからね。だから日本飛び越えてヨーロッパと連携とれてる国も絶対あると思うし、やっぱり友達としてアーティスト同士が普通に、本当に音楽の話だけじゃなくて「最近どんな感じ?」みたいなくだらない話するところから繋がっていったりする部分もあると思うから。次の下の世代は、とにかく英語を喋らないと、連携がとれないかなとは結構思いますけどね。

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