[愛魂 vol.14] 映画監督・俳優 ヤン・イクチュン~鮮烈すぎるデビュー作 “息もできない”の誕生秘話とは~(2/2)
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何も考えないことが幸せです。365日映画の事を考えることなんてできませんから。

ab:日本の俳優を使って映画を作るとすれば、どなたを配役したいですか?
ヤン:一緒に映画を作るっていう考えには及ばないんですが、好きな俳優はいます。西島秀俊さんと最近仲良くなって、彼が出演した「好きだ、」「カナリア」「トニー滝谷」という映画が好きです。また、「トニー滝谷」に出演していた、イッセー尾形さん。北野武さんは、逆に表情のなさがよくて、表情のない中で見せるところが好きです。また、小栗旬さんがこの映画について言及している記事を拝見しました。その後、彼が出演していた「クローズZERO」を見て、表現が自然でいいなと思いました。「めがね」や「カモメ食堂」に出てくる俳優たちも好きです。
ヤン:一緒に映画を作るっていう考えには及ばないんですが、好きな俳優はいます。西島秀俊さんと最近仲良くなって、彼が出演した「好きだ、」「カナリア」「トニー滝谷」という映画が好きです。また、「トニー滝谷」に出演していた、イッセー尾形さん。北野武さんは、逆に表情のなさがよくて、表情のない中で見せるところが好きです。また、小栗旬さんがこの映画について言及している記事を拝見しました。その後、彼が出演していた「クローズZERO」を見て、表現が自然でいいなと思いました。「めがね」や「カモメ食堂」に出てくる俳優たちも好きです。
ab:監督が考える幸せってなんですか?
ヤン:映画を作りあげたというような大きな幸せではなくて、些細なことで感じる幸せが最近は自分にとっての幸せですね。映画を撮るときに、ストレスでたばこを1日5箱とか吸っていたんですね(笑)。そういうこともあって1週間前に歯医者に行ってスケーリング(歯垢除去)をしてもらって、そこで鏡を見た瞬間(笑)。それが最近の幸せですね。
ab:些細な事に気付いた時に幸せを感じる事ってありますもんね。
ヤン:あとは、散歩が好きなんです。例えば、歩いている時に何かを発見したり、空気を吸ったり、季節の移り変わりを肌で感じたりそういったことが好きなんですけど、この4、5年というもの、制作に追われていてそれを忘れてしまっていたんじゃないのかなと。でも、最近になってようやくできるようになって、すごい静かだけど、幸せな時間を過ごすことができるようなって来ていますね。映画人だからって言って365日映画のことを考えられるかって言ったらそうじゃないので。映画だけにとらわれてはいけないと思いますし、そういう意味では、『息もできない』を終えて、映画を作らないでいいこの時間を過ごせていることが幸せです。
ab:韓国並びに、日本を含めアジアの若者に伝えたいことってありますか?
ヤン:ふふふ。ないですね(笑)
ただ、一つだけ。若い世代っていうのは、いまやっている勉強も恋愛もSEXも、今できることを、しっかりやって、30代、40代に向かっていってほしいなって思います。
(取材日:2010.4.26)
ヤン:映画を作りあげたというような大きな幸せではなくて、些細なことで感じる幸せが最近は自分にとっての幸せですね。映画を撮るときに、ストレスでたばこを1日5箱とか吸っていたんですね(笑)。そういうこともあって1週間前に歯医者に行ってスケーリング(歯垢除去)をしてもらって、そこで鏡を見た瞬間(笑)。それが最近の幸せですね。
ab:些細な事に気付いた時に幸せを感じる事ってありますもんね。
ヤン:あとは、散歩が好きなんです。例えば、歩いている時に何かを発見したり、空気を吸ったり、季節の移り変わりを肌で感じたりそういったことが好きなんですけど、この4、5年というもの、制作に追われていてそれを忘れてしまっていたんじゃないのかなと。でも、最近になってようやくできるようになって、すごい静かだけど、幸せな時間を過ごすことができるようなって来ていますね。映画人だからって言って365日映画のことを考えられるかって言ったらそうじゃないので。映画だけにとらわれてはいけないと思いますし、そういう意味では、『息もできない』を終えて、映画を作らないでいいこの時間を過ごせていることが幸せです。
ab:韓国並びに、日本を含めアジアの若者に伝えたいことってありますか?
ヤン:ふふふ。ないですね(笑)
ただ、一つだけ。若い世代っていうのは、いまやっている勉強も恋愛もSEXも、今できることを、しっかりやって、30代、40代に向かっていってほしいなって思います。
(取材日:2010.4.26)
[INFO]

http://www.bitters.co.jp/ikimodekinai/
世界が泣いた。世界が震えた。
国際映画祭、映画賞で25以上もの賞に輝いた、
製作・監督・脚本・編集・主演ヤン・イクチュン氏の鮮烈すぎるデビュー作。
KBCシネマにて絶賛上映中
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