[愛魂 vol.38] 新田桂一 ~強烈なインパクトとユーモアを兼ね備えた気鋭のフォトグラファー~(2/2)
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僕の夢はもう一度ニューヨークでやりたいなと思っています。

ab:新田桂一を語る上でターニングポイントになった作品はありますか?
新田:“BOWERY BOYS”かな。この写真集で、僕はやっぱり手持ちでどんどん撮っていくスナップが好きなんだなって確認した作品でしたね。
ab:影響を受けた人は?
新田:たくさんいますね。テリー(・リチャードソン)もそうだし、田辺ヒロシさん、横尾忠則さん、アラーキーさん、宮崎駿さんも好きだし、ローリング・ストーンズ、セックス・ピストルズ、ラモーンズ、マーク・ジェイコブスといっぱいいます。色んなものに影響を受けてるので、引き出しはすごく多いかも。色んなものを吸収しています。あと、ヨネちゃんにも影響受けてますね。彼は本当に先を行ってる。5年後、10年後の事をやっているのは凄いと思うな。周りが追いついてないですよね。超越。最高。
ab:インスピレーションの源は?
新田:音楽、映画、周りの人達。子供や嫁もそうだし。美しいものは世の中にたくさんあるし、ファッションもそうだし、周りからインスピレーションを受けています。常に色んな方向にアンテナを張っていれば、新しいものをどんどん吸収できると思う。あとは自分の好きなもの、嫌いなものをハッキリ決めてやれば良いかなって。それって大事だと思います。
ab:新田さんご自身が作り出すクリエイティブの中で共通して心がけていること、モットーはありますか?
新田:やっぱりSENSE OF HUMOR(ユーモア)ですね。そしてPIECE(平和)、そしてLOVE(愛)ですね。
ab:今後参入して行きたい分野や国はありますか?
新田:最近、ディレクターとしてファッションブランドのimage ムービー撮影に参加させてもらう機会がありました。ディレクターとしての仕事は大変だったけどすごく楽しかった。音楽は大沢伸一さんが担当してくれて。これからはもっと映像の仕事もしていけたらと、で、今後もっとアジアには行きたいと思ってるけど、僕の夢はニューヨークでやりたいなと思ってます。
ab:日本のポップカルチャーで興味があるモノは?
新田:アニメは好きですね。「風の谷のナウシカ」が大好きです。愛があるよね。「天空の城ラピュタ」も夢があるよね。あの辺の作品はヤバい。
絶対夢は叶うよってことを言いたいです。

ab:このウェブサイトを見ているアジアの若者にメッセージをお願いします。
新田:もっと夢を持て、かな。絶対夢は叶うよってことを言いたいです。あと、健康一番、親を大切に(笑)。そんな感じかな。
(取材日:2011.9.26)
新田:もっと夢を持て、かな。絶対夢は叶うよってことを言いたいです。あと、健康一番、親を大切に(笑)。そんな感じかな。
(取材日:2011.9.26)
[INFO]

新田桂一 / フォトグラファー
■略歴
1975年東京生まれ
文化服装学院アパレルデザイン科卒業後
1997年に渡米
Terry Richardson氏に6年間師事。
パッショナブルな作風で広告やファッション雑誌など
多方面で活躍するPhotographer。
写真集
1st 『EVERYDAY IS LIKE SUNDAY』(Go Books/MILAN)
2nd 『I Think Japanese People Should Be More Open』(The Constant Gallery/LA)
3rd 『BOWERY BOYS』(O.H.W.O.W/MIAMI)
■Web Site
新田桂一HP http://www.keiichi-nitta.com
太田事務所HP http://otaoffice.jp
太田事務所HPにて、オリジナルTシャツ発売中。
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