「鼓動」2010年2月2日
人を惹きつけるもの

その半分はアーバナ・シャンペーン、ウェスト・ラファイエット、アンアーバー、オースティン等、小さな大学町。共通しているのは、街の人が留学生に慣れているとか、多様な文化、味、風情を楽しめる商店街があるとか、その国際性について学生からの評価が高い。
では、国際性を育むのは何か。突き詰めればそれは「寛容」であることのようだ。英誌The Economistは昨年クリスマス号において、米国の強みは、あらゆる文化圏の人々が居場所を見つけることができるその多様性と寛容性によって人材を惹きつけていることにあり、他方、どの外国人も日本人になれると考える日本人などほとんどいないのに、日本が米国より寛容と評価されるのは馬鹿げているとしている。
反論の余地もあるかもしれない。しかし、人の移動がますます活発になる中、都市が魅力的であるとはどういうことか考えることは重要だと思う。(Iw)
サイトやコラムに対する皆さんの率直なご意見をお待ちしています。
→ご意見・ご感想記入フォームにリンク
→ご意見・ご感想記入フォームにリンク