1月11日 (金) 福岡で先行上映がスタートした、映画「めんたいぴりり」の初日舞台挨拶を取材しました！

日本で初めて明太子を製造・販売した「ふくや」の創業者 川原俊夫さんをモデルに、2013年から2度のドラマ化、舞台化を経て映画化が実現。全作を通して主演を務めた博多華丸さんも会場に駆けつけ、「大吉の手を振り払ってきました！」 とさっそく華丸節全開！「昨年3月の撮影中は、来年の1月11日なんて来るのかなと思ってたけど、無事この日を迎えられて嬉しいです！」と挨拶。妻・千代子役の富田靖子さんは「是非素敵な感想を博多の街に振りまいてください！」とPR！

▲共に福岡県出身の博多華丸さん (左) と富田靖子さん (右)
「やっと皆さんにお披露目できて、本当に待ち遠しかったです。そしてこの映画はやっぱり博多の皆さんに最初に "味見" していただきたい。全国に先駆けて1週間先行公開ですので、是非楽しんでください！」と江口カン監督。

▲江口カン監督

博多弁の台詞をはじめ、福岡要素満載の「めんたいぴりり」。江口監督は「福岡出身の監督として、誰よりも山笠はカッコよく撮っちゃろう！っていうのはずっと思ってたんで、気合入れすぎて8回も走ってもらったら、だいぶ (エキストラの) 目が怖くなってましたね (笑) 」と、ユーモアを交えながらロケ中のエピソードを披露。

▲ 映画「めんたいぴりり」に登場する迫力満点の追い山笠のシーン！

華丸さん演じる「ふくのや」の大将がお風呂に入るシーンが好きだという共演者の福場さんに対して、「あれは湯気じゃないからね、煙やからね。」「久留米に箸がずーっと上下する (食品サンプルを置いた) うどん屋さんあるやん？あそこも後ろから湯気みたいなのが出てるやろ？あれと同じ！」と入浴シーンの撮影を振り返る華丸さん。富田さん曰く、実際にお湯に浸かって撮影するとのぼせてしまうため、ぬるま湯に入り煙をプラスする撮影方法が取られたんだそう。

▲左から福場俊策さん (ふくのや従業員 笹嶋役) 、井上佳子さん (同 ミチエ役) 、瀬口寛之さん (同 八重山役)
▲長男・健一役の山時聡真君(中央左)と弟・勝役の増永成遥君 (中央右)
舞台挨拶最後には「福岡の気質でね、"わぁ～行こうと思ったら終わっとった"っていう人が一人でも減ればいいなという気持ちでいっぱいでございます (笑) 」と最後まで会場を盛り上げた華丸さん。どんな時も明るくて優しい大将がそのままスクリーンから出てきたようでした！

▲映画「めんたいぴりり」の一場面。食卓にはいつも盛り盛りの明太子が。おいしそ～！

「みんなに美味しい明太子を食べて幸せになってほしい」という一心で、商標登録も製造法特許も取得せず、同業者に惜しみなく製造方法を教えたという感動のエピソードから、謎の (？) 妖精の登場に、上映中の館内はすすり泣きと笑い声が絶えませんでした！私も舞台挨拶前に映画を鑑賞させていただきましたが、3月の夕方に撮影したとは思えない、7月の追い山さながらのシーンや、出演者の皆さんが声を揃えた「本当の家族のような」お茶の間での場面がとても印象的でした。2019年の初泣き、初笑いに、本作を是非劇場で楽しんでみてはいかがでしょうか！ (編集部：ネネ)