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故・畑中純先生を偲ぶ(3/8)
第2回北九州まんがフォーラム ~これが九州のまんが力~
まんだら屋の良太vs博多っ子純情
開催日:2009年2月6日
会 場:北九州芸術劇場小劇場
出 演:長谷川法世(漫画家)、畑中純(漫画家)、宮本大人(漫画研究者)、井島正雄(ジャズベーシスト)
主 催:北九州市、アジアンビート
まんだら屋の良太vs博多っ子純情
開催日:2009年2月6日
会 場:北九州芸術劇場小劇場
出 演:長谷川法世(漫画家)、畑中純(漫画家)、宮本大人(漫画研究者)、井島正雄(ジャズベーシスト)
主 催:北九州市、アジアンビート

畑中純先生: 長谷川法正さんはご実家が旅館業を営まれていたと?
長谷川法世先生: えー、
畑中純先生: ご縁を感じます。ここ北九州は、新聞嘱託で描いていた関谷ひさしさんがいて、その10年後輩に松本零士さんがいた。さらに10年後、小倉南高校の後輩に自分がいた。驚くかもしれないけど、地方で言うと、福岡、土佐四国、新潟、北海道っていうのは漫画家も多いんですね。
長谷川法正先生: 関谷ひさしさんは写実がうまかった。僕がデビューしたころに当時の編集長が関谷ひさしさんのところに連れて行ってくれたことがある。
畑中純先生: 2年前にイベントをプロデュースしてくれている大野光司氏とともに北九州・門司のご出身で漫画界の大先輩、関谷ひさしさんを表敬訪問したことがある。そこで画を見せられ、出版のお手伝いをすることになる。それが結果としては遺作集になった。「侍っ子」という作品であった。作品は素晴らしい作品で70代の人が描いたとはおもえない作品である。おもえば、1960年代の終わりに青年漫画が台頭してきた。我々からすると石ノ森章太郎さんの『マンガ家入門』が何よりも効果的であった。法世さんは、迷わず『ガロ』より『COM』を選ばれたの?
宮本大人氏: ここに1967年に長谷川法世先生が佳作入選した『COM』がありますけど。そして、なんと、あだち充さんとか、錚々たる面々をおさえての年間ランキングでも1位。
畑中純先生: はー、漫画エリートとして、文字通りスタートされたわけですよね?
長谷川法世先生: あの頃は、あーでもない、こーでもないと毎回描いていましたね。