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30名以上のコスプレイヤーが赤坂ブリッツに集結! 世界に届けたい想い。(1/7)

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コスプレ権利問題に真正面から取り組む「ONIGIRI PROJECT」がビッグイベントを開催。

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⇒「ONIGIRI COSPLAY COLLECTION Vol.1」フォトスナップはコチラ


誰も挑戦したことがないこと、誰もがやれないと思うことに挑むためには、まず形を作ってみないと何も始まらない。形となり、目に見えることで、問題点が見えるし、議論が始まる。

ONIGIRI PROJECTが目指すことはコスプレの権利関係の課題をクリアにし、気軽にコスプレを楽しめる環境を作ること。
著作者によって考え方が異なる上、統括する組織もない現状、彼女たちはまず大きめの会場でイベントを行うことでその可能性や問題点にアプローチしている。

デイリートピックスでも取り上げてきたONIGIRI PROJECTの今年を締めくくるイベント「ONIGIRI COSPLAY COLLECTION Vol.1」が12/2に行われたので参加してきた。

ONIGIRI PROJECT主催者のYUIMINO+をはじめ、TOKYOおむすび、コスプレ占い師渚、神坂琉菜、るちゅる、VENaS.Sなどの人気コスプレイヤー達が東京の赤坂BLITZに集結。人気声優の相沢舞のステージや、MEN'S KNUCKLEモデルの佐野恭平、胡桃咲姫を迎えたコスプレファッションショーなど、幅広く華やかなステージを繰り広げた。

ONIGIRI PROJECTは設立から半年でJAPAN EXPOなど海外のべ6カ国のステージ・イベントに出演し、海外に向けてコスプレの普及・権利問題への取り組みに努めてきた。その中心として常にステージ上でパワフルなパフォーマンスを見せる、株式会社ONIGIRI社長であるYUIMINO+の雅南ユイに今までのことや、これからの取組みについて聞いてみた。
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――今回の赤坂BLITZライブを終え、まず率直な感想を一言で。

本音で大丈夫ですか? つ、疲れました!!

――ONIGIRI PROJECTを立ちあげて、半年を振り返り、やってよかったと思ったことと、課題だと思ったことを教えて下さい。

全然畑の違うビジネスマンの方たちなど、たくさんの人と知り合えて、たくさん勉強になっております。世界がかなり広がりました。そして礼儀の勉強にもなっております。最初は言葉遣い、名刺の渡し方、席の座る位置(特にタクシー)すら分からなかったものですから。
そういう意味ではとても勉強になっております。自分が大丈夫だと思ったことが凄く重要なことで、とても失礼にあたったり、逆に自分がとても気になることが周りは全然気にしてなかったり、勉強勉強の毎日です。
そんな中で「いつも頑張っているね! 期待しているよ!!」「ONIGIRI PROJECTと出会えて世界が広がったよ。ありがとう。」「コスプレしてみたい!!」と言って頂ける方々の笑顔や言葉が本当に嬉しいです。やっていてよかったなと思います。そして、意外と「株式会社ONIGIRIに本気で就職してもいいですか?w」と言ってくださる方が多くて(笑)。愛されている会社になれているのかな? ととても嬉しく思います。

――これからの課題だと思うことを教えて下さい。

会社としては今ちょうど、「コスプレの権利」に取り組んでいます。コスプレイヤーにとって権利をクリアし堂々と自信を持って衣装を販売・購入できたり、イベントができる環境があることは理想です。今までコスプレの権利に関してはグレーゾーンでした。もちろん趣味だけでもいいのですが、コスプレをより広く伝えていくためにはビジネスとして成立させていかなければならないと思っています。皆様にその大切さをどう伝えていくかが株式会社ONIGIRIとしての今後の課題だと思っております。そしてより多くの人にコスプレを広めるには、簡単に始められる環境が必要だと思っています。
いきなり初心者が完璧なアニメのキャラの服を作ったり、コスプレイベントに行くのは不可能です。実際私もなかなか難しかったですし(笑)。やはりそうなると、衣装が簡単に買える場所が必要です。そんな中で経験者、コスプレイヤーの皆様が「ネコ耳だけでもコスプレだよ」と言ってあげれるような、間口の広い環境づくりの一翼を株式会社ONIGIRIが担えたら、と思っています。
私個人としては、会社を率いる社長としての自覚をもっとしっかり持っていかなければ、というところですかね。女性としてはもちろんのこと、現役コスプレイヤーだからと軽く見られることも多いのですが、何を言われても、自分を保ち、周りに流されず、でも尊敬の念を決して忘れない心を持って、先輩方達に物怖じせず対等に意見できるような人間にならなくてはならないこと。これが自分にとってはとても重要だと思いました。

――今回の赤坂BLITZライブに至るまでにユイさんが得た経験、教訓はなんですか?

チームメンバーの気持ちのベクトル、姿勢を揃える大変さを痛感しました。優しくするだけではダメだし、しっかり怒ったり注意したりするのも重要だなと思いました。「自分に負けるな」ということですね!

――今回の赤坂BLITZライブをどのような形で今後のコスプレ活動に繋げたいですか?

今までは趣味だけで終わってしまっていた業界、グレーなままで大きくなってしまったコスプレですが、ただ「アニメの衣装を着る行動」ではなく「一つのファッション」として伝えていくことを目指していきたいです。私自身、普段使いでも取り入れられる「プチコス」を広めたいと思っています。そして、有名ファッションショーにコスプレイヤーの皆様が出場できるようになったら嬉しいですね。日常から簡単で少しだけコスプレを取り入れて、女の子たちが楽しく話ができるようなそんなライトな楽しみ方を紡いでいけるファッションブランドを作ってみたいなと思います。

――最後に今後の抱負を教えて下さい。

コスプレというものに出会って日本だけでなく海外にも友達が増えました。コスプレのコミュニティって素晴らしいもので、国や人種や宗教を超えるんですね。そんな素晴らしいコミュニティをもっと多くの人に広げていきたいと思っております。


一歩一歩成長を続けていく彼女たちの活動に今後も注目していきたい。(編集部 nakahara)

⇒「ONIGIRI COSPLAY COLLECTION Vol.1」フォトスナップはコチラ
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