“フェアリィ・ダンス編”もいよいよ終盤に突入し、盛り上がってきたテレビアニメ版SAO(ソードアート・オンライン)。「アクセルワールド」で一躍有名になった川原礫原作、人気ライトノベルのアニメ化作品である。
オンラインゲームを題材にしたストーリーで、プレイヤーがゲーム世界に閉じ込められ、現実世界の肉体と仮想世界の肉体がリンクしゲーム内で死ねば、現実世界でも死亡するという“アインクラッド編”も好評のまま終了し、第二部となるフェアリィ・ダンス編では捕らわれたヒロインを救うために、もう一度オンライゲームの世界に踏み込み、益々盛り上がりを見せています。
注目はバトルやストーリーだけでなく、個性的なキャラクターが登場し、中でもメインヒロインより人気がある主人公の義理の妹すぐはの恋の行方も見物です。
一見、よくある話に聞こえますが、攻略組と呼ばれるゲームに命を懸けているプレイヤーよりも攻略を諦めてゲーム世界を楽しんでいる人間が多く、バトルよりも日常の生活の話が中心。
そのため闘いに重みがあり、一度バトルシーンになると見る者をいっきに引き込ませるスピード感と、臨場感のある戦闘シーンが繰り広げられます。家族関係によって心を閉ざした主人公、キリトのゲームを通して人間的に成長していく姿は必見です。

さらに、フェアリィ・ダンス編では主題歌もパワーアップしておりオープニングテーマには「Fate/Zero」のエンディングテーマでデビューを果たした注目超実力派女性ボーカル藍井エイルの「INNOCENCE」が、エンディングは以前に「櫻井孝昌のJAPAN!JAPAN!JAPAN!」にも登場した、「KERA」で読者モデルを務める春奈るなの「Overfly」が起用されているなど、アジアンビート的にも見逃せない作品になっています。(編集部ホワイト川)

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