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先日あるパネルディスカッションに参加してきました。

「余白があるから楽しめる」
先日あるパネルディスカッションに参加してきました。福岡がクリエイティブ都市になるために、著名な経営者の方々がある一つの現象に関してトークライブを行うカタチでした。その現象というものがメイカーズというものです。
メイカーズという現象は先日のデリトピでも取り上げましたが、今世界で大きなうねりになっている新たな産業構造を変える潮流です。
詳細はこちらの本をお読み下さい。
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる-クリス・アンダーソン
著者はクリスアンダーソンという人です。彼は「フリー(無料)」「ロングテール」という言葉を定着化させ、ビジネス界の予言者みたいな人です。
その彼がこれからは「メイカーズ」というジャンルを取り上げました。
シンプルには語る事が出来ないのですが、かなり省略してお伝えすると…iPhoneやiPadを開発販売している「アップル」のように、工場を持たない「ファブレス企業」が多く現れるということです。イギリスで始まった「産業革命」の次の「産業革命」が目の前に存在するということが趣旨です。
この現象は我々にとって、全く意識出来ないようなことなのか?というと、そうではないと思うのです。
例えば、DIY市場です。この市場は伸びていると実感します。
皆さんはハンズマンという店舗に行かれたことありますか?休日になれば、ハンズマンの駐車場は満車状態です。
先日私も事務所移転する際に自分たちで内装をしようということになりハンズマンに行きました。そこで店員さんが、『最近明らかに工事業者ではない、若いお客さんが増えている』と言われました。
『みなさん既成のものに満足していないんでしょうね~』と言われた時にある事を思いました。
ひと昔前であれば、視聴率30%というTV番組は数えきれないほどあったと聞きます。
最高視聴率は1963年の紅白歌合戦で81.4%です。80%越えって…
40%台もないこともなかったと思います。今はそんな数字は取れません。10%中盤の数字でも良い数字と言われています。去年の視聴率が30%を越えた番組は数えるほどしかありません。
これは「みんなが同じようにある一定の方向を向く」という時代ではないということではないかと思います。
それを考えてみると、今回話の議題にある「メイカーズ」という考え方も産業構造変化の全てではないと思います。
ただ、何事も兆しを知る必要はあると思います。その兆しをどのように解釈するのかが重要だと感じます。
この兆しは10人中8人が同じものを欲する時代から、10人中1人が劇的に愛するものが求められている時代が本格的に到来したのではないかと思います。
全員が好むものはこれだけ情報が多様化し、ある程度生活必需品が存在している今において作り出せる事も探し出す事も難しい。それよりも劇的に愛していてくれるものが作ることができる、発信できる時代になったと考える方がよいと感じます。
さて、そのディスカッションの中で、ある方が「余白があるから楽しめる」ということを話されていました。
何事も全てが揃い提供されているもの、つまり完成されたものではなく自分なりのカスタマイズできる「余地」を与えることが大切だと理解しました。
今日、世間は新年度の始まりです。新たな決意で、新たな職場や学校などの環境に飛び込んだ方々も多くいらっしゃると思います。おそらく何事も初めて尽くしで、戸惑うこともあると思います。
しかし、常に自分の中で余裕を持つ心、心の余白を作り楽しむ気持ちで、新たな一歩を踏み出せればいいかと思います。(編集長 AT)
メイカーズという現象は先日のデリトピでも取り上げましたが、今世界で大きなうねりになっている新たな産業構造を変える潮流です。
詳細はこちらの本をお読み下さい。
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる-クリス・アンダーソン
著者はクリスアンダーソンという人です。彼は「フリー(無料)」「ロングテール」という言葉を定着化させ、ビジネス界の予言者みたいな人です。
その彼がこれからは「メイカーズ」というジャンルを取り上げました。
シンプルには語る事が出来ないのですが、かなり省略してお伝えすると…iPhoneやiPadを開発販売している「アップル」のように、工場を持たない「ファブレス企業」が多く現れるということです。イギリスで始まった「産業革命」の次の「産業革命」が目の前に存在するということが趣旨です。
この現象は我々にとって、全く意識出来ないようなことなのか?というと、そうではないと思うのです。
例えば、DIY市場です。この市場は伸びていると実感します。
皆さんはハンズマンという店舗に行かれたことありますか?休日になれば、ハンズマンの駐車場は満車状態です。
先日私も事務所移転する際に自分たちで内装をしようということになりハンズマンに行きました。そこで店員さんが、『最近明らかに工事業者ではない、若いお客さんが増えている』と言われました。
『みなさん既成のものに満足していないんでしょうね~』と言われた時にある事を思いました。
ひと昔前であれば、視聴率30%というTV番組は数えきれないほどあったと聞きます。
最高視聴率は1963年の紅白歌合戦で81.4%です。80%越えって…
40%台もないこともなかったと思います。今はそんな数字は取れません。10%中盤の数字でも良い数字と言われています。去年の視聴率が30%を越えた番組は数えるほどしかありません。
これは「みんなが同じようにある一定の方向を向く」という時代ではないということではないかと思います。
それを考えてみると、今回話の議題にある「メイカーズ」という考え方も産業構造変化の全てではないと思います。
ただ、何事も兆しを知る必要はあると思います。その兆しをどのように解釈するのかが重要だと感じます。
この兆しは10人中8人が同じものを欲する時代から、10人中1人が劇的に愛するものが求められている時代が本格的に到来したのではないかと思います。
全員が好むものはこれだけ情報が多様化し、ある程度生活必需品が存在している今において作り出せる事も探し出す事も難しい。それよりも劇的に愛していてくれるものが作ることができる、発信できる時代になったと考える方がよいと感じます。
さて、そのディスカッションの中で、ある方が「余白があるから楽しめる」ということを話されていました。
何事も全てが揃い提供されているもの、つまり完成されたものではなく自分なりのカスタマイズできる「余地」を与えることが大切だと理解しました。
今日、世間は新年度の始まりです。新たな決意で、新たな職場や学校などの環境に飛び込んだ方々も多くいらっしゃると思います。おそらく何事も初めて尽くしで、戸惑うこともあると思います。
しかし、常に自分の中で余裕を持つ心、心の余白を作り楽しむ気持ちで、新たな一歩を踏み出せればいいかと思います。(編集長 AT)