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ドラマが復活?の鍵は常識と非常識のバランス

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週末の日曜日に楽しみにしていた「半沢直樹」がなかった…もちろん、先週で終わってしまったから、仕方ないことではあるが。
この「半沢直樹」ブームは非常に多くの示唆に富む。
終わった後も、最後の「出向」を言い渡たされたシーンが瞬間最高視聴率であり、ドラマ終了後も賛否を巻き起こしてる。
いろいろな人がこの出向に関しての情報を精査するべく、銀行出身者や銀行内部に関して詳しいアナリストのブログを読みあさっている。
私の母が「知っていた…」という半沢の出向に関しての持論を展開された時には、完全に国民総ハマり現象を感じた。
このドラマの成功要因を、時代劇では定番の「勧善懲悪」なストーリー展開だと論じる人が多い。
水戸黄門でも旅の道中で、少し気にかかる人がトラブルを抱え、そのトラブルの相談を受けていると、その人がやられてしまい。でも、最後にはその後に「倍返し」が始まる20:45の光圀登場。…という流れに似ているとか言われている。
ただ、表現者は往々にして「今までとは違う」アレンジを加えたくなるが、完全に定番のストーリー展開である。

他の人では日曜日という曜日設定もあることなども成功要因に挙げる人もいる。しかし、僕の場合は何よりも「リアルさ」があったと思う。

最近はドラマを観なくなってしまっているが、なぜ観なくなったのか?ということを考えたことがあった。観なくなってしまったことを考えるよりも、その観なくなった時代にも関わらず、観ているドラマは何かを考えた。その「観てしまっていたドラマ」にある共通項があった。
それは原作者が一緒だった。その名は山崎豊子である。
本日Yahoo!ニュースに訃報が掲載されていた。
彼女の書いた小説は「白い巨塔」「運命の人」「華麗なる一族」「不毛地帯」…と、数えきれないほどドラマ化されている。
彼女の小説はフィクションに実話を織り交ぜることを批判もされていたが、何よりリアルだった。自分の欲に正直に生きる人たちが描かれていて、自分と重なり合わせることもあった人も少なくないのではないか。

今回の「半沢」も何よりリアルだった。なぜなら、時代劇勧善懲悪モノとの決定的な違いでもあるが、半沢は「見返り」を求めているからである。
勝負に勝てば、見返りなどを求めず次の物語に進んでいくのが「正義のヒーロー」である。

しかし、「半沢直樹」は違う。正義のヒーロー論からすれば非常識な行動だ。目的があるにせよ、自分の欲に素直だ。
この辺りがフィクションではなく、現実の人間ドラマに近いのかも。
ウソは一番になれない時代なのかもですね。(編集長 AT)
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