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『放課後ミッドナイターズ』特別インタビュー(5/6)

本作で共同制作を行っている株式会社ゼネラルアサヒCGチームの関直之氏に制作の概要や作品の魅力について伺った。
株式会社ゼネラルアサヒ CGチーム 関直之氏インタビュー

CMやGAMEやTV番組のオープニング、プロモーションビデオなどCGキャラクターが登場する短編アニメーションでしたら、これまでにたくさん制作をさせていただいてますが、長編アニメーションは弊社オリジナル以外では放課後ミッドナイターズが初めてとなります。

音楽室で登場するコンポーザー達にアニメーション(演技)をつける部分を担当させていただきました。

まずは各キャラクターの性格や特徴の理解から行います。シナリオやキャラクターの設定表をもとに監督と打ち合わせをして、監督の描いているキャラクター像を僕の中にも作り上げていきます。そしてキャラクターたちが動いているイメージを膨らませていきます。
それから制作に入りますが、まずは絵コンテに沿って簡単な動き(演技)を付けていきます。その際、絵コンテには記されてないことも読み取りつつ、自分なりのアイディア(遊び心)を加えていきます。自分のイメージする演技がある程度できたところで、監督に演技の方向性の確認を頂きます。そこで出てきた要望やアイディアを盛り込みながら具体的に作りこんでいきます。

音楽室のシーンでコンポーザーが登場するカット数は全部で65カットでした。私とアシスタントの二人で制作を行い約3ヶ月ぐらいです。

コンポーザー達は状況によって、肖像画の紙の中に入ったり上半身を紙から飛び出させたりと、2次元と3次元の世界を行ったり来たりします。それぞれで見え方が違いますので、アニメーションにも違いをもたせているのですが、その違いをだすのに苦労しましたね。

もちろん注目すべきは全て、全編です!2回目にご覧いただくときは、是非、上記でお答えしたコンポーザー達の細やかな演技に注目してください。

2007年にパイロット版を共同で制作させていただきました。確かに、今回の映画はそのパイロット版がベースとなってはおりますが、全てにおいて様々な改良がなされており、2つの作品は全くの別物だと思います。もし機会があれば「放課後ミッドナイト」もご覧いただきその違いを感じていただけたらと思います。
株式会社ゼネラルアサヒ CGチーム 関直之
■PROFILE

九州芸術工科大学(現九州大学)にて工業設計科を修了
1999年、最先端のCG機材を持つ株式会社ゼネラルアサヒに入社。以来CGクリエーターとしての道を歩む。
2002年、アジアデジタルアート大賞展にて、作品「鼓の音~KO・NO・NE~」が、 ノンインタラクティブアート部門で入賞。
2009年、自社オリジナル作品プラネタリウム用番組「星の降る泉」にて初監督・脚本を務める。
2011年、自社オリジナル作品プラネタリウム用番組第2弾「星の見える丘」で監督・脚本を務める。
■株式会社ゼネラルアサヒ
http://www.generalasahi.co.jp/
・CG制作:http://www.generalasahi.co.jp/function/cg.html

九州芸術工科大学(現九州大学)にて工業設計科を修了
1999年、最先端のCG機材を持つ株式会社ゼネラルアサヒに入社。以来CGクリエーターとしての道を歩む。
2002年、アジアデジタルアート大賞展にて、作品「鼓の音~KO・NO・NE~」が、 ノンインタラクティブアート部門で入賞。
2009年、自社オリジナル作品プラネタリウム用番組「星の降る泉」にて初監督・脚本を務める。
2011年、自社オリジナル作品プラネタリウム用番組第2弾「星の見える丘」で監督・脚本を務める。
■株式会社ゼネラルアサヒ
http://www.generalasahi.co.jp/
・CG制作:http://www.generalasahi.co.jp/function/cg.html