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監督 吉浦康裕インタビュー(4/4)
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海外展開や今後の意気込みについて
とにかく作れるものならなんでもやりたいという気持ちで、作り続けていきたいと思います
ab:ご自身の活動のなかで海外の人気を感じることは?
吉浦:そうですね、『サカサマのパテマ』はまだ海外では映画祭で上映されているだけなんですけれども、今後は海外の一般上映のほうもいくつか決まっているんですよ。特別上映などではなく、ちゃんとした映画館で上映されるようなものが何カ国か決まっていまして。あとは、前作の『イヴの時間』っていうのは、元々ウェブで配信していた作品なんですけれども、いつの間にかファンの方々によって、英語字幕とかイタリア語字幕とか中国語字幕とかに変換されて拡散されていたんですね。
吉浦:そうですね、『サカサマのパテマ』はまだ海外では映画祭で上映されているだけなんですけれども、今後は海外の一般上映のほうもいくつか決まっているんですよ。特別上映などではなく、ちゃんとした映画館で上映されるようなものが何カ国か決まっていまして。あとは、前作の『イヴの時間』っていうのは、元々ウェブで配信していた作品なんですけれども、いつの間にかファンの方々によって、英語字幕とかイタリア語字幕とか中国語字幕とかに変換されて拡散されていたんですね。

でも最初『イヴの時間』ってあんまり海外を意識していなかったんですけれど、意外とどの国の人にも楽しんでもらえているみたいで。それで嬉しいなと思うのが、実は僕自身が海外のエンターテインメントにシンパシーを持っているんですよ。例えばキャラクターのリアクションとか反応とか脚本の構造とか。実は日本の作品よりも海外の作品のほうが好きなんですよね。
ab:そうなんですね。特にどういう部分が好きなのですか?
吉浦:感情論だけで動かないところです。理屈で筋が通っていて、カチっとハマる作品が好きなんですよ。『イヴの時間』も非常にロジカルな話なんですよね。そういう意味では、海外で受け入れられるというのは、かつて自分が憧れた作品の国に対して受け入れられるということですから、ひとしお嬉しい気持ちがあります。
ab:そうなんですね。特にどういう部分が好きなのですか?
吉浦:感情論だけで動かないところです。理屈で筋が通っていて、カチっとハマる作品が好きなんですよ。『イヴの時間』も非常にロジカルな話なんですよね。そういう意味では、海外で受け入れられるというのは、かつて自分が憧れた作品の国に対して受け入れられるということですから、ひとしお嬉しい気持ちがあります。
ab:今後の活動の意気込みを教えて下さい。
吉浦:『サカサマのパテマ』という作品自体は今年の1月にはもう完成している作品なんです。その間に次の作品も、現在絶賛制作中なんですよ!といっても劇場作品というわけではなくて、25分くらいの短編アニメなんですけれども。とにかく作れるものならなんでもやりたいという気持ちで、作り続けていきたいと思います。できたら『サカサマのパテマ』みたいに、自分自身のオリジナル企画でちゃんと作っていきたいです。もちろん劇場長編のほうも今後作っていきたいと思っています。
吉浦:『サカサマのパテマ』という作品自体は今年の1月にはもう完成している作品なんです。その間に次の作品も、現在絶賛制作中なんですよ!といっても劇場作品というわけではなくて、25分くらいの短編アニメなんですけれども。とにかく作れるものならなんでもやりたいという気持ちで、作り続けていきたいと思います。できたら『サカサマのパテマ』みたいに、自分自身のオリジナル企画でちゃんと作っていきたいです。もちろん劇場長編のほうも今後作っていきたいと思っています。

ab:楽しみにしています!最後に、この記事を見ている皆さんに、メッセージをお願いします。
吉浦:この『サカサマのパテマ』という作品は、サカサマ人というアイディアを、国や言語に関わらずどの人にもその楽しさを感じてもらえればと思って作った作品です。内容的にも非常にクラシカルで王道な側面があるので、比較的どんな国の人も、普段アニメを見る人も見ない人も、楽しめる作品にしたつもりです。海外で今後どのように展開していくのか、まだ分からないところもありますが、できるだけ多くの国で上映されたらいいなと思っています。このサイトを見ている方、あなたの国で、もし上映されることがあったら、劇場で見ていただきたいです。空に落ちそうな感覚など、大きな画面といい音響で聴くと全然臨場感が違うので、是非劇場で上映される機会があったら観てみて下さい。そしてこちらも色んな国で上映できるように頑張ります!
吉浦:この『サカサマのパテマ』という作品は、サカサマ人というアイディアを、国や言語に関わらずどの人にもその楽しさを感じてもらえればと思って作った作品です。内容的にも非常にクラシカルで王道な側面があるので、比較的どんな国の人も、普段アニメを見る人も見ない人も、楽しめる作品にしたつもりです。海外で今後どのように展開していくのか、まだ分からないところもありますが、できるだけ多くの国で上映されたらいいなと思っています。このサイトを見ている方、あなたの国で、もし上映されることがあったら、劇場で見ていただきたいです。空に落ちそうな感覚など、大きな画面といい音響で聴くと全然臨場感が違うので、是非劇場で上映される機会があったら観てみて下さい。そしてこちらも色んな国で上映できるように頑張ります!
吉浦康裕

1980 年生まれ。九州芸術工科大学(現在は九州大学)芸術工学部卒業。在学中に手掛けた「水のコトバ」が東
京国際アニメフェア2003 のアニメ作品部門で商業作品と並んで優秀作品賞を受賞。2006 年に初の商業アニメ作
品「ペイル・コクーン」(東京国際映画祭正式招待作品)をDVD リリース。2008年8月から2009年9月にかけて、自ら原作・脚本・監督をするオリジナル・シリーズ作品「イヴの時間」(全6話)をWeb配信にて発表。東京アニメフェア2010にて第9回東京アニメアワードOVA部門優秀賞を受賞。2010年3月6日(土)、ファーストシーズン完全版として『イヴの時間 劇場版』が池袋テアトルダイヤ他にて公開され、メイン館である池袋テアトルダイヤのリニューアル後の初日興収動員記録を達成するなどロングラン・ヒットを記録。
■公式HP スタジオ・リッカ
http://studio-rikka.com/
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