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[Kobori のバンコクレポート] 【海外取材こぼれ話】中国やタイばかりではない、ミャンマーの田舎にもあった!均一ショップ
その名も「JAPAN STORE」。
日本発祥の庶民の味方「均一ショップ」。どれでも100円均一という触れ込みから「百均」などとも呼ばれ、今や全国津々浦々、どんな商店街やショッピングセンターに行っても、必ず一つや二つは見つけられるという優れもの。ゴミになっても構わないからダメ元で買ってみようかという気持ちにもなる。そのあたりの消費者の気持ちは中国や東南アジアのタイなどでも同じ。日本の均一ショップに似せた店の造りと品揃えの店が、雨後の竹の子のように林立。日本からの進出組と相まって激しい客引き競争を展開している。そんな中、出張先の隣国ミャンマーにもあった均一ショップ!その名も「JAPAN STORE」。その様子をご覧いただこう。

▲店舗はこんな商業施設の中にある。
バンコク在住の筆者が訪ねたのは、最大都市ヤンゴンから東南東に直線で約200キロ。タイから陸続きに国境を越えて初めて通過する大きな街モーラミャイン。ミャンマー第3の都市だ。こう書くと、きっと大都市に違いないと思うだろうが、人口約50万人。高い建物などはなく、所々に未舗装路が広がる発展途上国の典型的な田舎町だ。それに、地図上ではヤンゴンに近く見えるものの海岸沿いにはきちんとした道路はなく、北回りに迂回した走行距離は350キロにも上る。結局、車だと6時間半、鉄道だと9~10時間の長旅となる。

▲女性店長 (左) と主任店員が笑顔で映ってくれた。
この町に今年完成したという、海岸通りにも近いショッピングセンター「オーシャン・スーパーセンター」の中に、それはあった。朝食でも取ろうかと、何となく立ち寄っただけの2階建てモールの2階部分。エスカレーターを取り囲むようにして並ぶテナントの一つが「JAPAN STORE」だった。中が見渡せる全面ガラス張りの造りに、ひときわ生える赤い店名のロゴと「2000ks(チャット)均一」の文字。物珍しさと、訪ねたのが日曜日だったということもあったのだろう。朝からの雨模様だというのに、開業直後から多くの地元のお客さんで賑わっていた。

▲夏の風物詩「簾」もあった。
店内を覗いてみた。陳列の様子は日本と瓜二つ。所狭しとさまざまな商品が並んでおり、店員さんによると陳列店数はミャンマーでは圧巻の2000~2500点。台所用品、衣料用品、家電、一般雑貨、文具など品数は実に豊富で、ほぼ生活用品のすべてがある。老眼鏡や日本の簾 (すだれ)、給油用の灯油ポンプも陳列してあった。
商品の裏側を見てみると、中国製ではあるものの、日本の均一ショップと同様の「日本の会社が製造した日本品質の中国製」ばかり。 同様に、タイやカンボジアで作られた日本品質品も数多くあった。なんと、純然たる日本製という台所用品のタワシもあった。見た目だけは日本の均一ショップと何ら変わることはなかった。
レジで店番していた女性店長に聞いた。雇われ店長らしく会社の資本構成などは承知していなかったが、ヤンゴンではベトナム資本の「ミャンマープラザ」や「シティーモール」などに3店舗ほどあるという。現在、第2の都市マンダレーやモーラミャインなど地方都市にも展開・計画中。品揃えや品数などの構成は同じで、すべて赤いロゴの「JAPAN STORE」で統一されているという。

▲よく見ると老眼鏡が。
商品も、毎週定期的に入荷があって品薄の心配はないとか。開業当初から好調で毎日多くの来客でごった返しているとホクホク顔だった。「何よりも評価をいただいているのは日本製の品質です。すぐ壊れないというのが評価で、口コミでお客さんが増えています」と笑顔で話していた。
2000チャットは単純な為替換算では160円弱ほどとなるが、実勢の物価感覚だとそれ以上の貨幣感覚となる。レストランでもビール大瓶1本は2000チャットほどはする。バイクタクシーもそれなりの距離を走ってくれる。ペットボトルの水が200~300チャットから買える。決して200チャットは安くはない。それなのに、売れるのだという。庶民の消費意欲は実に底堅い。

バンコク在住の筆者が訪ねたのは、最大都市ヤンゴンから東南東に直線で約200キロ。タイから陸続きに国境を越えて初めて通過する大きな街モーラミャイン。ミャンマー第3の都市だ。こう書くと、きっと大都市に違いないと思うだろうが、人口約50万人。高い建物などはなく、所々に未舗装路が広がる発展途上国の典型的な田舎町だ。それに、地図上ではヤンゴンに近く見えるものの海岸沿いにはきちんとした道路はなく、北回りに迂回した走行距離は350キロにも上る。結局、車だと6時間半、鉄道だと9~10時間の長旅となる。

この町に今年完成したという、海岸通りにも近いショッピングセンター「オーシャン・スーパーセンター」の中に、それはあった。朝食でも取ろうかと、何となく立ち寄っただけの2階建てモールの2階部分。エスカレーターを取り囲むようにして並ぶテナントの一つが「JAPAN STORE」だった。中が見渡せる全面ガラス張りの造りに、ひときわ生える赤い店名のロゴと「2000ks(チャット)均一」の文字。物珍しさと、訪ねたのが日曜日だったということもあったのだろう。朝からの雨模様だというのに、開業直後から多くの地元のお客さんで賑わっていた。

店内を覗いてみた。陳列の様子は日本と瓜二つ。所狭しとさまざまな商品が並んでおり、店員さんによると陳列店数はミャンマーでは圧巻の2000~2500点。台所用品、衣料用品、家電、一般雑貨、文具など品数は実に豊富で、ほぼ生活用品のすべてがある。老眼鏡や日本の簾 (すだれ)、給油用の灯油ポンプも陳列してあった。
商品の裏側を見てみると、中国製ではあるものの、日本の均一ショップと同様の「日本の会社が製造した日本品質の中国製」ばかり。 同様に、タイやカンボジアで作られた日本品質品も数多くあった。なんと、純然たる日本製という台所用品のタワシもあった。見た目だけは日本の均一ショップと何ら変わることはなかった。
レジで店番していた女性店長に聞いた。雇われ店長らしく会社の資本構成などは承知していなかったが、ヤンゴンではベトナム資本の「ミャンマープラザ」や「シティーモール」などに3店舗ほどあるという。現在、第2の都市マンダレーやモーラミャインなど地方都市にも展開・計画中。品揃えや品数などの構成は同じで、すべて赤いロゴの「JAPAN STORE」で統一されているという。

商品も、毎週定期的に入荷があって品薄の心配はないとか。開業当初から好調で毎日多くの来客でごった返しているとホクホク顔だった。「何よりも評価をいただいているのは日本製の品質です。すぐ壊れないというのが評価で、口コミでお客さんが増えています」と笑顔で話していた。
2000チャットは単純な為替換算では160円弱ほどとなるが、実勢の物価感覚だとそれ以上の貨幣感覚となる。レストランでもビール大瓶1本は2000チャットほどはする。バイクタクシーもそれなりの距離を走ってくれる。ペットボトルの水が200~300チャットから買える。決して200チャットは安くはない。それなのに、売れるのだという。庶民の消費意欲は実に底堅い。
海外情報員 Kobori 氏 プロフィール
