マタギキ volume 05 前澤 友作氏(7/12)
6. 想像と創造の行き交う街“ZOZOTOWN”がスタート

2004年にZOZOTOWNをスタートしました。ZOZOの由来は想像(SOZO)と創造(SOZO)が行き交う街。初めてオンラインショップを立ち上げた2000年から2004年までの間に次々とオンラインのオリジナルセレクトショップを立ち上げていきました。全て違うデザイン、違うドメインで17店舗まで増やしていきました。しかし、それら全てをスタートトゥデイがやっているということがお客様に伝わりませんでしたし、管理も煩雑になっていた。そこで「全部一緒にしよう!」と考えた結果、「お店が集まる街」というコンセプトでやったら面白そうだという発想で「ZOZOTOWN」を作りました。既存の17店舗と新しく加入した8店舗を加え、25店舗でZOZOTOWNはスタート。2007年位までは、アパレル業界のインターネットに対する理解はまだ少なかったので、地道な営業活動を続けていきました。その後は業界の理解も進んできて、逆に「出店依頼」を受ける事が多くなってきましたね。
ターニングポイントは2004年の「ユナイテッドアローズ」さんの参加でした。実は、ユナイテッドアローズさん側から出店希望のアプローチがありました。突然でしたので正直びっくりしました。出店前にプロジェクトの概要を確認する為に、現在の社長である重松さんがお一人で千葉の幕張までいらして下さいました。大手セレクトショップの出店はユナテッドアローズさんが最初。他のアパレルサイトより一歩先を行く事が出来た理由は、「みんながやってない時にスタートしたこと(競合が殆どいない)」と「洋服が大好きなスタッフの想い」が取引先の皆様に共感して頂いたことが大きかったと思います。加えて、システムや物流の部分でも最先端を行ってますので、現在も他社の追随を許さないのでしょう。