マタギキ volume 05 前澤 友作氏(8/12)
7. アパレルと通信販売業界の未来について
今、日本のアパレルは8〜10兆円の産業と言われています。しかし、僕は5兆円位のマーケットが適正だと考えています。理由は、流通構造にも生産体制にも無駄が多すぎること。アパレル業界は余剰在庫が多い業界ですのでこれらの問題をクリーンにしていけば、もっと安く、もっと品質のいい物がお客様の手に届く時代になって行くハズです。そうすれば、業界内デフレではないですが、結果として改善されて正常な状態になり、市場規模も自然と縮小して行くと考えています。
現在のショップのバイヤーさんは、展示会で先のシーズンのアイテム需要を予測して買い付けてきます。当然、予想に反すれば余剰在庫が発生します。こういった無駄を廃止して、「コレクションや展示会をお客様に見てもらえば良いのに」と僕は思います。なぜなら、お客様から直接、受注(予約)をとり、その情報をもとに需要予測を立てて生産に入れば、極めて需要に近い生産が可能になるから。抜本的な構造改革になりますが、洋服も資源ですから大切に使うべきだと思います。
現在のショップのバイヤーさんは、展示会で先のシーズンのアイテム需要を予測して買い付けてきます。当然、予想に反すれば余剰在庫が発生します。こういった無駄を廃止して、「コレクションや展示会をお客様に見てもらえば良いのに」と僕は思います。なぜなら、お客様から直接、受注(予約)をとり、その情報をもとに需要予測を立てて生産に入れば、極めて需要に近い生産が可能になるから。抜本的な構造改革になりますが、洋服も資源ですから大切に使うべきだと思います。

これからの通販業界、Eコマースと呼ばれる分野はますます伸びて行くと思います。ユナイテッドアローズさんの売上の8〜10%はネットからのモノです。素材感や香りを確かめられる技術も進んでいるので、近い将来には、20〜30%になるでしょう。