[愛魂 vol.23] QUOLOMOディレクター 伊崎真一 ~ファッションというフィルターでジャパニーズ・カルチャーを世界へ発信するクリエイター~(2/2)
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タブーとされているセクシー女優も、日本特有のジャパンカルチャーのひとつ。

ab:ちなみに海外にこういったアイドルみたいな感覚ってないんですか?
伊崎:あることはあるんだけど、結局日本の方を見てるばっかり。アジアは特にそうで、日本の誰がいいよみたいな感じで。数もいないんだよ向こうはね。今だと、タイとかシンガポールとか、あっち側はもう尋常じゃない日本のアイドル大ブームなのよ。
ab:オタクたちはこういうところ(裏原宿)に繰り出すことによって、ファッションの意識は変わったんですかね?
伊崎:どうだろ。でも、イベントなんかで僕ら実際着るんで、そこら辺のアイドルグッズよりはやっぱり良くは見えてますね。そのプロダクション側も喜んでくれますね。自分たちのファンがオシャレなもの着てくれてるって。さっきも言ったけど、秋葉原で売ってるものがデザイン的にイケてないものが多いからそれを着てるだけであって。アニメも女の子も、ちゃんとデザインして供給してあげることによって、オタク層の人たちのファッションの底上げをしたいなと。そうすればタレントさんのモチベーションも上がりますよね。あと、QUOLOMOとは別でErect81っていうもう一個の別ブランドでやってるんだけど、日本特有のセクシー女優なんだけど、彼女たちって基本的に表舞台に立てないでしょ。けど、初めてこうやってアートみたいな感じでパルコなどで写真展やったりすると、めちゃくちゃ喜んでくれるわけ。これも、今の一つのジャパンカルチャーですよ。
アイドルもアニメも何でもそう。ファッションという切り口で行くからこそ、よく見られるんです。

伊崎:QUOLOMOがブランドじゃなくてプロジェクトだって言ってるのは、ジャパンカルチャーっていうものだけ柱に立てとけば、中身は別に何でもいいんです。こういう女の子から、京都のお茶屋さん、浅草のつくだ煮屋さんとかでもいいわけですよ。それ全部ジャパンカルチャーだから。だから何にでも、デザインしますといったところを。日本のカルチャーを。
ab:料理の仕方で全く出口が変わりますよね。
伊崎:そうなんですよ。僕らも表現の手段としてTシャツっていうのを選んだのも、自分が一枚で着たときに最も主張するのってTシャツじゃないですか。これを着て歩いてたら、「あ、この人この柄が好きなんだ」って思うじゃん。もうそれで全てなんですよ。逆に言うと、ファンの人が着てると、そのタレントさんも喜ぶわけですよ。
ab:ちなみに反応が一番良かった国とかって?
伊崎:香港、台湾、パリとかじゃないかな。やっぱ日本贔屓なところがやっぱ多いと思いますよ。
ab:料理の仕方で全く出口が変わりますよね。
伊崎:そうなんですよ。僕らも表現の手段としてTシャツっていうのを選んだのも、自分が一枚で着たときに最も主張するのってTシャツじゃないですか。これを着て歩いてたら、「あ、この人この柄が好きなんだ」って思うじゃん。もうそれで全てなんですよ。逆に言うと、ファンの人が着てると、そのタレントさんも喜ぶわけですよ。
ab:ちなみに反応が一番良かった国とかって?
伊崎:香港、台湾、パリとかじゃないかな。やっぱ日本贔屓なところがやっぱ多いと思いますよ。
パリとか、ジャパンエキスポとかあるから、皆NARUTOの格好して歩いてるワケですよ。普通にパリの女性の方で買う方いますよね。
ab:アニメやアイドルなどタイアップ先を選ぶ、コラボする基準とかってありますか?
伊崎:ジャパニーズカルチャーという軸はもちろん、それに加えて時代的に今求められているものも重要かな。だから今だと本当にアラレちゃん推してますね。僕らがやった後にユニクロが追随してきたりとか。うちはユニクロより先にやることによってエッジな部分の層のお客さんを囲いこむっていうか。一回ユニクロに行っちゃうと、学校に行ったらクラス3人は同じの着てるって状況になっちゃう。その前の、他の人と同じはヤダって人たちに向けて、先取った流行を作んないといけないですね。
ab:具体的な今後の展望は?
伊崎:僕らは一応、ファッションという切り口が、すべてだと思っていて。要は、何でもそう、AVちゃんでもそうだし、アイドルもアニメでもそうだし、何でもそうです。それを、ファッションという切り口でいくからこそ、よく見られるんですよ。それが海外でも一緒。だから僕ら海外に対して、ネタを選んで、ファッションっていう切り口で持っていこうと思っています。だから、そう言った意味ではこう、海外でもどんどんを仕掛けてイベントブームにできたらいいですね。今まで僕らがやっていることに時代が同じ方向向き始めてると思うし。でも僕らだけで言ってても、やっぱなかなかパワー不足なんで。QUOLOMOはブランドではなくプロジェクトだから、同じ方向向いてるところで皆と力合わせてやっていきたいですね。
ab:アニメやアイドルなどタイアップ先を選ぶ、コラボする基準とかってありますか?
伊崎:ジャパニーズカルチャーという軸はもちろん、それに加えて時代的に今求められているものも重要かな。だから今だと本当にアラレちゃん推してますね。僕らがやった後にユニクロが追随してきたりとか。うちはユニクロより先にやることによってエッジな部分の層のお客さんを囲いこむっていうか。一回ユニクロに行っちゃうと、学校に行ったらクラス3人は同じの着てるって状況になっちゃう。その前の、他の人と同じはヤダって人たちに向けて、先取った流行を作んないといけないですね。
ab:具体的な今後の展望は?
伊崎:僕らは一応、ファッションという切り口が、すべてだと思っていて。要は、何でもそう、AVちゃんでもそうだし、アイドルもアニメでもそうだし、何でもそうです。それを、ファッションという切り口でいくからこそ、よく見られるんですよ。それが海外でも一緒。だから僕ら海外に対して、ネタを選んで、ファッションっていう切り口で持っていこうと思っています。だから、そう言った意味ではこう、海外でもどんどんを仕掛けてイベントブームにできたらいいですね。今まで僕らがやっていることに時代が同じ方向向き始めてると思うし。でも僕らだけで言ってても、やっぱなかなかパワー不足なんで。QUOLOMOはブランドではなくプロジェクトだから、同じ方向向いてるところで皆と力合わせてやっていきたいですね。
色んなところに行って、見て、感じて、それを見つけられる目を養いましょう。

ab:アジアンビートを見てくれてる方に、簡単にメッセージをお願いします。
伊崎:自慢できるものが、実は自分のすぐ周りにあるんですよと。で、それに気付かないだけで。だから海外とかもいっぱい行って、色んなところに行って、見て、感じて、それを見つけられる目を養いましょうと。
(取材日:2010.5.10)
伊崎:自慢できるものが、実は自分のすぐ周りにあるんですよと。で、それに気付かないだけで。だから海外とかもいっぱい行って、色んなところに行って、見て、感じて、それを見つけられる目を養いましょうと。
(取材日:2010.5.10)
[INFO]
[PROFILE]
伊崎真一 / DJ hobby:tech
SEVEN UNDER株式会社 代表取締役
SEVEN UNDER 代表取締役
KIKS TYOクリエイティブディレクイター
QUOLOMOクリエイティブディレクイター
G-SHOCKプロデューサー
■略歴
1975年12月2日生まれ。静岡県清水市出身。様々な有名企業のプロデューサー/デザイナーとして活躍する傍ら「hobby:tech」名義で、DJとして世界中で活躍。2005年、ユニバーサルミュージックからメジャーデビューし、MASSIVE ATTACK , DJ SHADOWらと共演。また、日本屈指のスニーカー/ヴィンテージコレクターとしても有名。
2002年/ホンダ「モーターサイクル」グラフィックデザイナー契約。
2003年/カシオ「G-SHOCK」プロデューサー契約。
2004年/「アーノルドパーマー」「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「エディフィス」「ナノ・ユニバース」のグラフィックデザイナー契約。
2005年/リーバイスとデザイナー契約。「501 hobby:tech model」を世界で発売。フレッドペリーとデザイナー契約。「DJ hobby:tech」名義で、ユニバーサルミュージックとメジャー契約。米国の名門「MOTOWN」レーベルでアルバムをプロデュース。
2006年/ニューバランスのグラフィックデザイナー契約。ストリートブランド「KIKS TYO」を立ち上げる。グラビアアイドル「ほしのあき」をフィーチャーした「スニーカーと女の子」テーマにしたTシャツ、写真集、DVDを発表。パリの「コレット」や青山の「ラブレス」といった世界が注目するハイエンドセレクトショップで展開し、大ブレイク。世界47カ国で展開し、ヨーロッパやアジアで「ほしのあき」が大人気、社会現象に。
2008年/ジャパニーズカルチャーをテーマにしたNEWプロジェクト「QUOLOMO」(クゥオロモ)を立ち上げる。様々なアニメ・マンガコンテンツを、ジャパニーズアートとして表現。パリのセレクトショップ「コレット」とコラボレーションKITTYを発表。「魔法の天使クリィミーマミ」の大ブレイクによって一気にメジャーに。
■Web Site
QUOLOMO www.quolomo.com
SEVEN UNDER http://7under.net/
KIKS TYO http://kikstyo.com/

SEVEN UNDER株式会社 代表取締役
SEVEN UNDER 代表取締役
KIKS TYOクリエイティブディレクイター
QUOLOMOクリエイティブディレクイター
G-SHOCKプロデューサー
■略歴
1975年12月2日生まれ。静岡県清水市出身。様々な有名企業のプロデューサー/デザイナーとして活躍する傍ら「hobby:tech」名義で、DJとして世界中で活躍。2005年、ユニバーサルミュージックからメジャーデビューし、MASSIVE ATTACK , DJ SHADOWらと共演。また、日本屈指のスニーカー/ヴィンテージコレクターとしても有名。
2002年/ホンダ「モーターサイクル」グラフィックデザイナー契約。
2003年/カシオ「G-SHOCK」プロデューサー契約。
2004年/「アーノルドパーマー」「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「エディフィス」「ナノ・ユニバース」のグラフィックデザイナー契約。
2005年/リーバイスとデザイナー契約。「501 hobby:tech model」を世界で発売。フレッドペリーとデザイナー契約。「DJ hobby:tech」名義で、ユニバーサルミュージックとメジャー契約。米国の名門「MOTOWN」レーベルでアルバムをプロデュース。
2006年/ニューバランスのグラフィックデザイナー契約。ストリートブランド「KIKS TYO」を立ち上げる。グラビアアイドル「ほしのあき」をフィーチャーした「スニーカーと女の子」テーマにしたTシャツ、写真集、DVDを発表。パリの「コレット」や青山の「ラブレス」といった世界が注目するハイエンドセレクトショップで展開し、大ブレイク。世界47カ国で展開し、ヨーロッパやアジアで「ほしのあき」が大人気、社会現象に。
2008年/ジャパニーズカルチャーをテーマにしたNEWプロジェクト「QUOLOMO」(クゥオロモ)を立ち上げる。様々なアニメ・マンガコンテンツを、ジャパニーズアートとして表現。パリのセレクトショップ「コレット」とコラボレーションKITTYを発表。「魔法の天使クリィミーマミ」の大ブレイクによって一気にメジャーに。
■Web Site
QUOLOMO www.quolomo.com
SEVEN UNDER http://7under.net/
KIKS TYO http://kikstyo.com/
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