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[愛魂 vol.28] アーティスト K ~韓国出身のJ-popアーティスト~(2/3)

昔は違ったけど、今は自分が感動する為に音楽をやりたいんです。

ab:デビュー曲もキレイな日本語で歌われていましたが、日本語は話せていたんですか?

K:全く話せませんでした。たぶん「日本語の勉強しなさい」って本を渡されてたらこんなに話せなかったと思うんですが、音で覚えたんです。人が話してるのを真似して。例えば、テレビで聞いたお笑い芸人の話を、一生懸命聞いて、真似してました。でもそれは音楽も一緒で、譜面を見て勉強するって事はあんまり好きじゃなくて、耳で聞いて「これ何?」って探す方が好きでした。だからそれと一緒かもしれません。

ab:日常会話も日本語ですか?

K:もちろん。夢も日本語で見るんですよ。熱いモノを触った時も「熱っ!」って日本語で言います(笑)。僕は初めて夢を日本語で見た時、自分の中で変わりつつあるなって思ったんです。昔はハングルが90%で日本語が10%だったのが、だんだんと日本語の割合の方が大きくなっていきました。そうなったのも夢を日本語で見始めてからですね。
K
ab:楽曲を作る上で心がけていることは何ですか?

K:結構変わるんですけどね(笑)。音楽始めた頃は、音楽はカッコいいものっていうイメージがあったんですよ。カッコいい歌詞を書いて、カッコいいメロディを作ってというイメージを持って音楽をやってましたね。実際、自分もカッコいいと思って音楽を始めたわけなんで。だから自分が書く歌詞や歌うメロディも、誰かのためにカッコよく伝えたいっていう想いが強くて、それを心かげてました。ただ、ここ2年くらい、自分で音楽を作りたいって思い始めてからは、誰かのためじゃなくて自分のためにって思い始めたんです。だからラブソングでも、自分が経験した事や自分がこれから経験したい事、他には、昔観た映画のシーンを自分に例えたり、全て自分が中心にってなってきてます。そうなってからカッコつける事が逆にカッコ悪いって思ってます(笑)。でも、これはあくまでも自分の考えなんで、人それぞれっていうか、自分はそういう(カッコつける)タイプじゃないなって気が付きました。

ab:誰かに何かを伝えたいっていう事ではないんですね。

K:うん、今はまず自分が感動したい。自分自身に伝えたいっていう気持ちが大きいです。たぶん自分が感動すると、僕の事を応援してくれてたり、僕と同じようなシチュエーションに置かれてる人は同じような気持ちになれるんだって信じてるんです。

自分たちのやりたい音楽を貫く日本のアーティストに憧れてました。

ab:韓国でも音楽活動をされていたと思いますが、韓国と日本の音楽シーン違いは?

K:久しぶりだな、こんな質問(笑)。もちろん流行っていうのもあると思うんですが、一番違うのは、日本の方がジャンルが多いっていう印象があるんですよね。韓国もジャンルがすごく多いですけど、流行りものが前に出ちゃうパターンが多いです。もちろん日本も流行りはあるんですが、自分がいいと思ってる楽曲を最後までやり通すっていうアーティストがいるっていうのと、そういうアーティストが色々披露出来る場があるっていうところはいいなと思います。例えば、韓国はバンド系の音楽が結構少ないんですよ。もちろんインディーズとかやってる方はいらっしゃるんですけど、メジャーに出てきてブレイクするっていう事は結構厳しい環境だったりするんですよ。それと、弾き語りのアーティストとかも少ないですね。僕はもっとあってもいいなって思いながら日本に来たんで。そういう印象がありますね。
K
ab:同じ様な音楽が多いということですか?

K:誰かがヒットさせてこの音楽がすごいヒットするってなれば、そういう系統の音楽が多くなります。韓国は特にダンス系の音楽だったり、HIPHOP系の音楽が多いですね。もちろん、流行ってそういう風に流れていくものだとは思うんですけど。ある程度ずっと同じ道を歩むアーティストはなかなか最近の若者ではなかった様な気がします。自分も韓国にいた頃はそれが当たり前だと思ってたので、日本に来て、気付かされましたね。

ab:東方神起や、最近ではKARAや少女時代など、K-popアイドルが日本でも人気を集めていますが、最近の音楽シーンをどう思いますか?

K:すごい嬉しいですよ。僕が日本に来た時ってちょうど韓流ドラマがヒットした頃で、韓国人だからライブに行ってみようとか、CDを買ってみようっていう雰囲気でした。たまに「俺の事知らないんじゃないの?」って人でもイベントに来てたり(笑)。でも、最近は、そのアーティストがすごい好きでファンになる人が多くなってきた気がします。やっと、K-POPが認められてきたんだと思います。やっぱり隣の国だし、素直に嬉しいですね。映画とかって前からそうだったと思うんですよね。韓流ブームが日本に来る前から日本でヒットしてた韓国の映画ってありますし。それはやっぱり、韓国の映画が大好きだから観に行ってたと思うんです。そう考えると、音楽は今のレベルに上がるには、結構時間がかかった様な気もしますね。やっぱり、韓国のアーティストが好きだから、韓国が好きになるって言う流れが一番ベストなんだと思います。
ab:ちなみに今好きな韓国のグループとかいます?

K:僕は踊れないんで基本的に踊れてる人はいいなって思いますね。少女時代は可愛いんですけど、誰が誰だかちょっとわかんないですよね。覚えられないんで。僕は個人的に妄想が大好きなんで、妄想するなら一人の方がいいですよね。ただ、ひとりのアーティストがまだいないですね。

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