[愛魂 vol.28] アーティスト K ~韓国出身のJ-popアーティスト~(3/3)
前へ | 次へ
カメラとライブって一緒なんですよ。目の前の一瞬が勝負なんです。

ab:Kさん自身が影響を受けた人は?
K:僕は原点になってる方は結構多いんですね。エルトン・ジョンやビリー・ジョエルもそうですし。ただ、最近のアーティストもすごい好きで、楽器を弾いてるアーティストが好きなんです。最近一番聴いてるのはジョン・メイヤーですね。ギターリストなんですけど。ジェイミー・カラムとかピアノを弾いてるアーティストとか、両方ともちょっとロックが強いですけど、よく聴いてますね。逆にギターリストだからこそ、おもしろいっていうのもありますし。影響を受けてます。
ab:この人っていうよりも、常にその時代で?
K:もちろん、好きな方はずっと続けて聴き続けます。音楽っておもしろいのが、さっきも言ったジョン・メイヤーはエリック・クラプトンが昔から大好きなんですけど、誰かをリスペクトして、今の自分がある。それをまた、リスペクトするアーティストがいて、今の自分があるっていう風に、そのアーティストを聴くと、この人誰に影響を受けたのかって分かるんですよ。あとは、歌詞は日本語に憧れがあって、いい歌詞を書いてるアーティストが好きなんですよ。特に槙原敬之さんが個人的にすごい好きで。一緒にイベントやったりご飯を食べに行ったり、大好きな先輩なんですけど。彼の音楽も相当僕には影響を与えてくれましたね。
ab:Kさんの気になるモノって何ですか?
K:写真を撮るのが好きで、フィルムで写真を撮ってるんですよ。フォトブックを出してたり、雑誌の連載をしてたりもするんで、写真を撮りに旅に出たりしています。写真を撮っててよかったなって思う事があるんですけど、僕は人見知りで、初めて会った人と写真を撮ろうってなってもうまく人の顔を撮れなかったんです。人の顔を撮るのってすごい難しいじゃないですか。でも、カメラがあると、自然と喋れるようになってるんですよね。不思議なんですけど。しかもフィルムって36枚しか入ってないんで、その中でいいショットを撮るためにはとにかく話をしなくちゃいけないんです。好きなこととか、なんでもいいんですよ。でも、それを初対面の人でも聞ける様になったりして。だから人とコミュニケーションを自然と取れるようになったっていうのもカメラのおかげだったりするんですよね。
K:写真を撮るのが好きで、フィルムで写真を撮ってるんですよ。フォトブックを出してたり、雑誌の連載をしてたりもするんで、写真を撮りに旅に出たりしています。写真を撮っててよかったなって思う事があるんですけど、僕は人見知りで、初めて会った人と写真を撮ろうってなってもうまく人の顔を撮れなかったんです。人の顔を撮るのってすごい難しいじゃないですか。でも、カメラがあると、自然と喋れるようになってるんですよね。不思議なんですけど。しかもフィルムって36枚しか入ってないんで、その中でいいショットを撮るためにはとにかく話をしなくちゃいけないんです。好きなこととか、なんでもいいんですよ。でも、それを初対面の人でも聞ける様になったりして。だから人とコミュニケーションを自然と取れるようになったっていうのもカメラのおかげだったりするんですよね。

ab:いいエピソードですね。
K:もし、写真が好きな方は是非フィルムで撮ってみてほしいですね。騙されたと思って1週間でもフィルムで撮ってみたら、モノの見方がすごい変わると思います。一瞬が勝負っていうか……。僕ね、フィルムで写真を撮る事って、ライブに近いと思っているんですよ。レコーディングっていくらでも録り直せるんですけどね。ライブもフィルムも、その時の自分のテンションと目の前にいる人のテンションが一体化しないとあんまりいいモノが生まれないんです。良かったかどうかっていうのも後からじゃないと分からないっていうのもあるし。ライブもその時は盛り上がったって思っても、後からスタッフにあんまりよくなかったよって言われる場合もあるんで。ライブで一個一個やっていくっていうのはカメラと繋がってるっていう感じがしますね、だから好きなのかもしれませんね。
K:もし、写真が好きな方は是非フィルムで撮ってみてほしいですね。騙されたと思って1週間でもフィルムで撮ってみたら、モノの見方がすごい変わると思います。一瞬が勝負っていうか……。僕ね、フィルムで写真を撮る事って、ライブに近いと思っているんですよ。レコーディングっていくらでも録り直せるんですけどね。ライブもフィルムも、その時の自分のテンションと目の前にいる人のテンションが一体化しないとあんまりいいモノが生まれないんです。良かったかどうかっていうのも後からじゃないと分からないっていうのもあるし。ライブもその時は盛り上がったって思っても、後からスタッフにあんまりよくなかったよって言われる場合もあるんで。ライブで一個一個やっていくっていうのはカメラと繋がってるっていう感じがしますね、だから好きなのかもしれませんね。
もっと交流を増やさないと。それは、僕ら若い人間の役目ですね。
ab:今後、アジアを含めどのような展開を考えていますか?
K:まだそこまでこういう風にやりたいっていうプランは出来てないんですけど、やっぱり、僕はライブをやりながらいろんな人と繋がった様な気がするんですよ、特に日本に来てからは。もちろんテレビも大事だしラジオも大事なんですけど、ライブでいろんなところを廻りながらその土地の空気や人を感じています。去年は47都道府県を制覇もしましたし。まだ自分でやりたい音楽っていうのはいっぱいあるんで、(兵役から)帰ってきて挨拶代わりじゃないですけど、ライブでいろんなところを廻って、自分のやりたいことをやっていくっていう事が大事なのかなって思っています。でも実際に帰ってきてからじゃないとどういう展開になるのかっていうのはわからないですけどね。
K:まだそこまでこういう風にやりたいっていうプランは出来てないんですけど、やっぱり、僕はライブをやりながらいろんな人と繋がった様な気がするんですよ、特に日本に来てからは。もちろんテレビも大事だしラジオも大事なんですけど、ライブでいろんなところを廻りながらその土地の空気や人を感じています。去年は47都道府県を制覇もしましたし。まだ自分でやりたい音楽っていうのはいっぱいあるんで、(兵役から)帰ってきて挨拶代わりじゃないですけど、ライブでいろんなところを廻って、自分のやりたいことをやっていくっていう事が大事なのかなって思っています。でも実際に帰ってきてからじゃないとどういう展開になるのかっていうのはわからないですけどね。

ab:アジアンビートを見ている方にメッセージをお願いします。
K:僕が初めて日本に来た時よりはアジアの人達がすごく近くなったとは思うんですが、まだまだって気もしています。若者同士が、もっと関わらないといけないんです。戦争だったり、過去の歴史は忘れちゃいけないんですけど、それに縛られて前に進めないっていうのはいい事ではないと思うんで。小さくても一つ一つの積み重ねが人の心を動かして、大きくなれば、国だって動かせるんじゃないかなって思うんですよ。実際にうちのおじいちゃんも戦争を経験しているから、僕が日本でデビューするって事に賛成じゃなかったんです。でも、日本でのライブ映像を見せたりしたら、日本に興味を持って、日本に遊びに行きたいって言い出したりもして。それはやっぱり僕ら、若い人間の役目だと思うんです。
(取材日:2010.11.20)
K:僕が初めて日本に来た時よりはアジアの人達がすごく近くなったとは思うんですが、まだまだって気もしています。若者同士が、もっと関わらないといけないんです。戦争だったり、過去の歴史は忘れちゃいけないんですけど、それに縛られて前に進めないっていうのはいい事ではないと思うんで。小さくても一つ一つの積み重ねが人の心を動かして、大きくなれば、国だって動かせるんじゃないかなって思うんですよ。実際にうちのおじいちゃんも戦争を経験しているから、僕が日本でデビューするって事に賛成じゃなかったんです。でも、日本でのライブ映像を見せたりしたら、日本に興味を持って、日本に遊びに行きたいって言い出したりもして。それはやっぱり僕ら、若い人間の役目だと思うんです。
(取材日:2010.11.20)
[INFO]

K / アーティスト
■略歴
1983年11月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2005年に「H2~君といた日々~」の主題歌になった「over...」でデビュー。同年「only human」が「1リットルの涙」の主題歌に起用され、大ヒット。2011年より兵役の為2年間の活動を休止するが、同年の1月に公私で親交のある槇原敬之のトリビュートアルバムに参加。
■Web Site
K official WEB site
http://www.k-official.com/
ソニーミュージックofficial sit
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/K/
前へ | 次へ