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[ ICON vol.51 ] ☆Taku Takahashi ~日本を世界へと導くアジテーター~(2/3)

世界がグローバルな方向へ向かう間、日本はドメスティック戦略しかとっていかなかった。

Taku Takahashi m-flo
●韓国の音楽フェスでのプレイの様子。

――アジア諸国をはじめ、今までの海外でのプレイ都市数はどれくらいですか? また、近年のアジアの音楽シーンの盛り上がりについてどう思いますか?

☆Taku:台湾、中国、韓国に行ったことがあります。韓国の人たちがとてもノリが良くて好きです。中国はどんどん盛り上がっていってますし、これからさらに変わっていくと思います。台湾はDJ MykalやDJ Noodlesたちが頑張っている分、僕が大好きなベースミュージックというジャンルが根強いですね。

――なぜクラブ先進国であった日本はアジア諸国に追い抜かれたのか?

☆Taku:まずは経済状況の悪さは否めません。日本の商品の物価が上がり始めているのと同時に給料は下がってきています。学生も3500円というCDと同じような値段の入場料は払えません。昔だったら必ずお客様が入っていたパーティも今では集客が本当に難しくなっています。加えて、メディアがクラブへ対してネガティブなイメージばかり放映したのも影響していると思います。さらに、これは色々なものに当てはまるんですが、世界がグローバルな方向へ向かっていて、それの準備をしている間、日本はドメスティックの戦略しかとっていかなかった。そして今の日本は江戸時代の後半(1860年代)みたいに情報鎖国(information seclusion)が起こっています。インターネットという世界と繋がれる便利なツールがあるのに、世界へ繋がろうとする人たちがあまりにも少ない。

――例えば、楽曲のクオリティやブランディングの面においても韓国のアーティストが世界に影響を与えている中、世界に打って出れていない日本の状況。その原因とは? ダンスミュージックを始めエンターテインメント界において日本が今以上に世界と同じフィールドに立つにはどうするべきだと考えますか?

☆Taku:ボーカリストの小学生からの育成です。今の方法論ではなく、世界に通用するようなボーカリストを10年後を見越して育てないといけない。韓国はそれを15年前から始めていた。素晴らしいDJやクリエータはいっぱい日本にいます。でも、彼らのトラックの上で歌えるくらいの技術のあるボーカリストが少な過ぎます。でも、エジュケーションの仕方によって日本人も戦えるはずだと信じています。
あと、ヨーロッパのトップDJたちが日本に来た時、日本人のレジデントDJたちの技術の高さに驚かれることがよくあります。「日本にはこんなに素晴らしいダンスミュージッククリエーター、アーティストがいるのに、なぜ韓国や中国みたいに盛り上がってないんだ?」とよく聞かれます。日本のDJやクリエーターたちは今、日本で作品を出しても受け入れてもらえる環境が極めて少ない。なのでもっと積極的に日本を出て行くべきだと思います。

⇒☆Taku Takahashiの活動のモットーと、今後の展望を訊いてみた。

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