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櫻井孝昌(Takamasa Sakurai) のJAPAN! JAPAN! JAPAN!

第69回 「進撃の巨人」コスだらけ。アメリカ老舗アニメイベントOTAKON20周年

2013年8月9日~11日の3日間、アメリカ東海岸のメリーランド州ボルチモアを熱くするイベントOTAKONが今年も開催された。今年でなんと20回目の記念すべき開催となった。私がOTAKONにゲストとして参加するのは、2010年、2011年に続いて3回目となる。
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アメリカ東海岸のオタクが、言ってみれば合宿のようにボルチモアに集まってくるのがOTAKONだ。周辺ホテルはオタクでいっぱいになるのだが、この経済効果もかなりのものだ。OTAKONはボルチモア経済にとっても大事なイベントなのだ。ホテルのエレベーターもコスプレイヤーでいっぱい。何も知らずにボルチモアに旅行に来た人は、さぞや驚くのではないだろうか。
3万人を超える来場者の6,7割がコスプレイヤーなのではというOTAKON。開会前にスタッフと話していると、「進撃の巨人」のコスがいちばん多いだろうという予測だったが、ふたを開けてみると、まさにそのとおり。「進撃の巨人」のコスプレイヤーだらけの会場だった。

ここ数年、海外を周りながら私が危惧していたのは、アニメ文化外交活動を開始したころのような、「NARUTO」「ONE PIECE」「BLEACH」「犬夜叉」「鋼の錬金術師」といった圧倒的に知名度が海外であるアニメがその後、見当たらないということだった。

好きなアニメの作品が分散化していることもあるが、アニメひいては日本全体を強力にひっぱる認知度を持ったアニメが出てきていない印象が個人的に強くあった。それが、ここに来て世界のどこに行っても、「進撃の巨人」の話がアニメファンから語られるようになった。その象徴が言ってみれば、アメリカのオタクの現在を反映しているといえるOTAKONでの、「進撃の巨人」のコスプレイヤーの数だといえるだろう。
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▲「進撃の巨人」の人気が熱い
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▲オタコンを彩るコスプレイヤーたち
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アニメから音楽まで、日本からのゲストが多彩なのもOTAKONの大きな特徴といえる。OTAKONはNPO組織オタコープによって運営されている。「ファンによる国際交流を促進するNPO」と名刺にあるとおり、全員ボランティアで成り立ったOTAKONのゲストアテンドは素晴らしく、それがまたOTAKONが日本の関連業界にも信頼される要因のひとつになっているだろう。ゲストとしてとても気持ちよく参加させていただけるのがOTAKONなのだ。私もたくさんの友人と再会できたし、素晴らしいアーティストのみなさんと新たに知り合うこともできた。大ホールでライブを行なった、HOME MADE家族のメンバーとも、2010年のOTAKON以来の再会となった。
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▲HOME MADE 家族。左からKURO、MICRO、U-ICHI。
アメリカらしく、多種多様な人が集まった数千人の会場が、彼らのライブに熱狂するさまは日本人として心から嬉しい光景だ。ライブ後、スタッフやゲストが和気あいあいと会話を楽しめるゲストルームで、メンバーのMICROに話を聞いた。
「2010年、初めて来たときは、ヒップポップというジャンルの本場アメリカで、僕らの音楽がどんなふうに受け止められるのかチャレンジでした。それがアニメの主題歌以外の曲でも会場が熱く盛り上がってくれたのが嬉しかったです。今回は、『帰ってこられた』という気持ちが強く、ライブの前からワクワクがとまりませんでした」
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▲ライブ風景
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主催者に聞くと、20周年にあたって、HOME MADE家族のライブを希望するファンの声が非常に大きかったという。それは、つまりそれだけのライブを彼らがしたということであり、2010年その現場にいた私もそのことを実感している。「『家族』という言葉がグループ名に入っていることも大きいと思います。国境を越えて1家族でいいじゃないかという言葉を僕らも強く持って、ライブにのぞんでいますし、会場のみなさんもそのことを意識してくれたのはないでしょうか。」

今回のライブは、そこにいたすべての家族の再会であったのだ。OTAKUイベントを家族の家と考えると、非常にいろいろなことが理解できる。そこは世界中の人の家であり、故郷であるのだ。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール 

櫻井孝昌.jpg作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ120都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。
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