icon 新型コロナウイルス感染症対策が各地で実施されています。イベント・店舗の運営状況は公式サイト等でご確認ください。

asianbeat 福岡県が運営する多言語WEBサイト

beyond2020
  • facebook
  • twitter
  • Instagram

第12回 “人生最良の日です”。世界中から集まったファンから見たモーニング娘。’14のニューヨークライブ(2/3)

0513_popculturechronicles_JP.jpg
オハイオ、ノースカロライナ、カリフォルニアといった、ニューヨーク以外のアメリカ各州からだけでなく、カナダやブラジルのファンも交えての語り場となった。なかには、今年カナダ・トロントのアニメノースでの私の講演で、モーニング娘。’14のビデオレターを観てくれたファンもいた。
とはいえ、彼らはモーニング娘。やハロー!プロジェクトというテーマで、国境を超えたコミュニケーションの場を、日常とっている仲間でもある。“国境を超えた”などという言葉自体が「好き」という概念の前では古いのかもしれないなと感じてしまうほどだ。
推しメン(とくに好きなメンバー)もじつにバラバラ。それぞれが語る、推しメンの魅力は聞いているほうも楽しくなってくる。そして、彼らの多くは日本語がとても上手だ。
「北米では、アニメやマンガファンよりもアイドルファンのほうが(相対的に)日本語が話せる率が高いと思います」
ようは、マンガは英訳本、アニメは英語での吹き替えがあるが、アイドルはネットの番組を観たり、ブログを読んだり、歌詞を理解したり、歌ったりするために日本語の勉強が不可欠になってくるからなのだ。 アメリカという日本にマーケットが近い市場の原理が背景にはあるだろう。日本のエンターテイメントのなかでもっともグローバル化が進んでいるともいえるアニメやマンガと違い、非常にドメスティックな分野であるアイドルだからこその差なのである。好きなマンガの新作を、翻訳版が出版される前にとにかく早く読みたいから日本語を勉強する、オリジナルの声優の声でアニメを観たいから日本語を勉強するといった、日本語学習へのモチベーションはもちろんアメリカのアニメやマンガファンにもあるが、そうした動機をはるかに超えるレベルで日本のコンテンツがアメリカに入っているということなのだ。
IMG_7262s.jpg▲ヘッドフォンにメンバー「小田さくら」の苗字を漢字で手書きしたカナダのファン
いっぽう、たとえばアイドルといえばブログだが、その英語版が当たり前のようになるという状況は、いますぐにはちょっと考え難い。
「日本のアイドルはステージでは完璧なのに、私生活では私たちファンとなにも変わらない姿を、ブログを通して教えてくれるところがすごい」
海外のアイドルファンが、よく口にする。
簡単にいえば、日本のアイドルはスターになっても“セレブ”にはならないということのようだが、好きなアイドルのブログを読むこともまたアイドルファンの楽しみのひとつなのだ。
「アイドルのファンはアニメのことをよく知っているけど、逆は少ないですね」
ニューヨークで会った彼らの発言もまた、こうした状況の現れだろう。
Buono!やBerryz工房といったハロー!プロジェクトのグループの存在を、彼女たちが歌ったアニソンで知ったというファンにも、私は海外でたくさん出会ってきた。
アイドルが歌うアニソンは、案外少ないのだが、もっと増えてもよいのになと思わないこともない。
IMG_7505s.jpg
▲握手会で感極まるファンたち
IMG_7515s.jpg

WHAT’S NEW新着情報

EDITORS' PICKS編集部ピックアップ

  • 福岡ラーメンMAP
  • 青木美沙子のTimeless Trip in Fukuoka
  • 特集 福岡マンホール図鑑
  • インタビューナウ
  • WFS
  • オタクマップ
  • 福岡クリエーターズ

PRESENTSプレゼント

抽選結果やプレゼント情報など、アジアンビートのキャンペーン情報をお知らせします。
  • 青山吉能、鈴代紗弓
  • ◆声優の青山吉能さん、鈴代紗弓さんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 岡咲美保、熊田茜音、MindaRyn
  • ◆声優の岡咲美保さん、熊田茜音さん、アーティストのMindaRynさんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
  • ◆『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』アクリルスマホスタンドなど当選者発表!